【イスラエルの散骨】

 

イスラエルは、西アジアに位置する人口約950万人の国で、西側は広く地中海に面し、南端は紅海に続くアカバ湾に面しています。現在に至っても争いが絶えないイスラエル国の人口の8割はユダヤ人で、残りの2割はパレスチナ人(アラブ人)です。ユダヤ教を信仰しているのがユダヤ人で、イスラム教を信仰しているのがパレスチナ人(アラブ人)です。

この地で長年にわたって繰り広げられている争いは、宗教戦争と思われがちですが、実際は土地の取り合いです。この地にあるエルサレムは、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教という三つの宗教にとって大事な場所です。それぞれの聖なる場所がこの都市の中にあるためです。その支配を巡って何度も争いが起きてきました。

それまで自分たちの国を持たなかったユダヤ人が国連を味方につけて、1948年に無理やりイスラエルという国を建国してしまいました。その時、この土地に長く住んできたパレスチナ人(アラブ人)を追い出したことで、両者の間に争いが起きたものです。

中東で生まれたユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの宗教は、どれも、土葬が基本ですから、この地では、「火葬して散骨する弔い方」は普及していません。毎年東京ドーム二個分の土地がお墓に変わっています。墓不足は深刻で、絶対タブーとされてきた「火葬→散骨」を行う民間会社が現れましたが、今のところ普及はしていません。世界的なグローバル化とも言える散骨はこの地にはそぐわないようです。

 

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