・海洋散骨のデメリット

 

海への散骨するメリットの一番は、お金がかからないということです。一般的にお墓を立てる費用は約200万円といわれています。 葬儀にも同額程度かかるといわれていますから初期費用としてかなりの額が必要です。 それに対して海洋散骨の場合は、約1/10に収まるといわれています。

海洋散骨は、どのくらいの船をチャーターするか、何人くらいで行くかによっても料金はかなり違ってきます。つまり、人数と船の大きさによって費用が違ってきます。散骨業者に代理でやってもらう代理散骨なら5万円程度で済みますが、1家族のみで船をチャーターする方法ですと、20万円~50万円程度かかります。散骨場所まで大人数で移動するとなると、その分の旅費も別にかかります。散骨自体の費用だけでは済まないということも考慮しておく必要があるでしょう。

海洋散骨をすると、お墓がないことから、墓参りができないというデメリットが生じます。 年中行事として命日やお盆など定期的にお墓参りをしてきた人にとっては、故人を偲ぶ行事としてのお墓参りが重要な意味を持ちますが、将来的にもずーっとお墓参りができなくなってしまいます。「お墓を管理する必要がない」と表現されていますが、これは海洋散骨の場合、お参りする場所がどこにもなくなるということです。スケール感の問題ですから、すべての海が故人のお墓だと考えれば、全く問題ありません。

海に撒いた遺骨はいずれ自然に還っていくものですが、パウダー状の細かい遺灰にはプランクトンが住み着きます。春から秋にかけて、日照時間が長くなり気温が上がると、海水の中の植物プランクトンや、それを捕食する動物プランクトンが増殖します。 プランクトンが異常に繁殖することで海水が濁り、赤潮が発生します。それを魚が餌にしてしまうこともあります。その魚が巡り巡って魚屋さんの店先に並ぶこともあります。

産経新聞によると、近年、神奈川県鎌倉市から茅ヶ崎沖の相模湾で海上が赤く染まっている海域が点在していたのが確認されているとのことです。湘南海上保安署は「海水温の上昇でプランクトンが増えたことによる赤潮なのではないか」と分析しています。赤潮の原因は、海水に含まれる栄養分が自然の状態より増えすぎてしまうことにより発生するものです。漁業被害の報告は入っていないといいます。散骨は法律上問題はありませんが、散骨を行った人のマナーが悪く、住民とトラブルになったことなどがきっかけで、市町村が散骨禁止条例を施行させることもあります。

 

★東京都保健医療局 散骨に関する留意事項

★産経フォト 相模湾で赤潮か 神奈川・鎌倉市沖

★農林水産省 赤潮(あかしお)はなぜ発生するのですか。

 

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