今年の春に受験生になる娘がいるので、進学大学について調べています。

デザイン志願なので長岡造形大学を見学に地元から車で参りました。



立派な建物と、緑豊富な広い敷地で、学生はのびのび生活しているように見えました。

校舎内はコンクリート壁とガラス窓の単純なデザインで、シンプルでした。

学生の男女割合は「2:8」で女性が大半を占めていると、広報の職員さんから説明がありました。

活気ある女性が多い雰囲気はとても華やかでした。


ここの大学は全国から学生が集まっていると説明を受けました。

集まる学生には新潟周辺の県が多いようですが、少人数でも全国から広く来ているようです。

駅から5分ほど車で移動した幹線道路にあり、周りには大型ショッピング施設やチェーン店が立ち並びます。

学校の周りにはアパートが多く、学校に通いながら、自転車で移動する範囲で店舗があるので、便利だそうです。


幹線道路を隔てた向かいには「新潟美術館」があります。

大学よりも広い敷地で緑が豊富で、歩いていて見渡しもよく、とても豪華な美術館です。

他にもコンサートや公演ができるホールも備えており、公的な場所として存在感があります。





さて、学生の就職先に都会が多いのは、デザイン系の特徴でしょう。

卒業して長岡へ就職する学生が少ないようです。

新潟・長岡の税金で学校を運営(と思っていますが)し、全国から集まった学生が長岡以外に就職する・・・。

この話を聞きながら、少し疑問を感じました。

長岡には駅前に立派な商店街がありますが、残念ながらほとんどのお店はシャッターが閉まっています。

(不幸にも、西洋化に、大型ショッピングの立地の犠牲になっている典型的な「斜陽街」と思われます)


この長岡駅周辺を、長岡の大学で学んだ学生が「都市再生」をしてくれたら、都市と大学と学生と市民の良い循環ができます。

「そのようになったら良いのに・・・」

そう思いながら、大学と駅周辺を眺めていました。