10代前半 女性 小学生(4年 バスケットボール) 滋賀県東近江市
症状 : 右膝の痛み
状態 : ・1年前から痛み出した。
・1ヶ月半前に激痛。
・激痛後は運動していない。他の整体を2回受ける。
・走る、練習後、階段の上り、スクワット途中で痛み。
・運動に怖さがある(激痛後)
・内股のくせがある。
施術 : ・腰方形筋押圧 ・腸腰筋、臀筋、大腿部リリース
・腸脛靭帯リリース
・膝周辺の靭帯をフリクションマッサージ
※ 1ヶ月半前は正座もできませんでしたが、運動をしていなかったので初回来院時には正座ができていました。 ですので、変化はありません。
1回目 ・腰方形筋の押圧と腸腰筋、臀筋、大腿直筋のリリース
・施術後は痛みがマシになりました(スクワット時)
2回目(4日後) ・前回後、足(足全体・鼡径部)が軽くなった(1日だけ)
・腸腰筋の調整に時間をかける。
・歩き方、股関節の運動を教えて家でしてもらう。
3回目(4日後) ・足が軽くなって歩きやすくなった。
・走ってみたけど、少し痛む。
・腸腰筋の調整にほとんど時間をかける。
4回目(3日後) ・前回後、練習にフル参加しても全く痛まなかった。
5回目(18日後) ・練習・試合でも痛みなし。違和感なし。
この学生さんは、もっと以前から内股の強い癖があって、監督・コーチからたびたび指摘されていましたが直りませんでした。
原因は腸腰筋の慢性的な硬さですが、これはオスグッド病や足の疲労感の原因でもあります。
歩行検査時も内股になっていて、股関節の硬さも出ていました(左右差もある)
この腸腰筋の慢性的な硬さがあると、動きが内股に制限されてなかなか改善できません。
今回の5回の施術では、腸腰筋のリリースにほとんどの時間をかけましたので、3回目で随分緩んだ状態になり、膝の痛みが無くなり、足が軽くなったようです。
ただ、歩行時の癖が以前のままだと、腸腰筋は再び硬くなって内股に戻ってしまいます。
そこで、日常の歩き方の改善や股関節の運動をしていただきました。
まだまだ癖は残っているので、今後半年程度月1回の来院をしていただいて内股の癖を直していく事になりましたが、先日の練習では、以前と違ってパスの時の足の出し方が真っ直ぐ出せるようになっていると監督・コーチから言ってもらえたようです