間もなく令和元年が終ろうとしています。
みなさんにとって今年はどんな1年でしたか?
年末を前に恒例のイベントの中で今年の振り返りをしました。
私にとって令和元年は、
がんの体験を手放すことができた1年でした。
肺がんのオペから7年が経ち
再発や体調不良を思い出すことはほとんどなくなっていましたが
今年は「がん患者である」ということを自然と意識しなくなりました。
記憶から無くすってことじゃなくて
ふとした時にがん患者だから優しくしてほしいという
周囲への自分の甘えをなくせたという感じ。
純粋にがんから学んだことを伝えられるようになりました。
治療から時間が経過して
がんのことを忘れて日常生活を送れるようになると
自然と「患者」としてではなく「健康」に生きられるようになります。
今は辛くて周囲に甘えながら暮らしているとしても
いつかがんの体験を手放せる日がくるから大丈夫。
焦らず、できることを1歩1歩。
光り輝く未来じゃなくても
ほっと落ち着ける未来が来ると分かっていれば
治療の不安も軽くなりますよね。