再生医療薬のキムリア(一般名:チサゲンレクルユーセル)の保険適応が了承されました。
キムリアはキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法と呼ばれる新しい治療法で
一部の白血病に効果がある治療薬として
これまで治療が困難とされた患者さんへの効果が期待されていますが
もう一つ、注目されていたのはその薬価(薬の代金)。
キムリアは、患者の血液から採取したT細胞に特定の処理をして
その細胞を患者に点滴投与する治療法なので
薬が患者に合わせて製造されるので、薬価が超高額。
米国で約5000万円、英国で約4120万円に設定されるなかで
国内の価格は…
3349万円!!
日本では保険適応で窓口負担が軽減されるので
その大部分は保険でカバーされるので
国には大きな負担になりそうです。
キムリアは適応患者数が他のがんと比べると膨大ではないので
キムリア単独で国の医療費が破綻することはないと思いますが
今後、同様に高額な薬が使えるようになるたびに
そのしわ寄せがどこにいくかはご承知のとおり。
あるご高齢の方とお話しした時の言葉、
「新しい薬が使えるようになったけど、私はもう歳だから、新しい治療は断ったの」
治療できるギリギリまで治療する
という時代から
なんのために治療をするのか
が求められる時代になろうとしています。
世知辛い世の中になったね~
とぼやく前に、健康サポーターと
なんのために生きるのかを一緒に探しませんか。
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