突然ですが、製薬業界やそこで働く人にどんなイメージをお持ちですか?
儲かっていそう、
医者と黒い関係がありそう、
製品化まで時間がかかりすぎ等々。
私たちはどこかネガティブな印象を持っていたりしませんか。
実は私自身も業界のことを知るまでは...(汗)
先日、薬が発売されるまでに関わる人に話しを聞いて新しい気づきがたくさんあったので、自分なりの解釈をご紹介します。薬の種類にもよるので、肺癌の治療薬の話しだと思ってご覧ください。
①薬を販売するまでには色々な人が関わっている
薬と聞くと〇〇薬品工業、とか△△製薬などの製薬メーカーの名前が真っ先に浮かびますが、まずは薬の開発、創薬と呼ばれる工程を担当しているのが製薬メーカー。創薬した薬の効果を動物で検証して、何段階にも分けて人で効果を検証する期間を治験と呼んでいますが、この期間に携わる人がめちゃくちゃたくさんいます。病院で治験を管理する人、製薬メーカーに結果を報告する人、先生と話しをする人、患者に治験の内容を説明する人...。
とにかくたくさんの登場人物が関わって治験で効果が認められた薬が販売まで辿りつきます。
②薬のお金が高いわけ
最近の薬は患者の遺伝子や免疫の状態で投与する薬が違うので、薬の効果を検証する治験の難しさがレベルアップ!!薬の開発にかかった費用が薬の値段(薬価)に反映されるので、薬の値段が高くなるのは製薬メーカーが儲けようとしているからだけではないそうですね。
③治験に関わる人は奮闘中
とは言え、薬の値段が高いことは大きな社会問題になっています。オプシーボの値段が急遽減額されたのは大きな話題になりましたよね。そこで製薬メーカーも開発費用をできるだけ抑えるように工夫しています。治験の費用を抑えるためのリアルな話を聞きましたが、皆さん本当に頑張ってるんですね。
薬剤治療を受けていた友人が話してくれた言葉、
「生きてさえいれば新しい治療法が見つかる可能性がある。
だから、その日を信じて、1日でも長く生きるだけだけ。」
肺癌は新しい薬が次々と研究されているので、どんな状況であっても未来を信じて前を向き続けた友人の姿はただの希望ではなく、これからのがんとの向き合い方の1つの形です。
薬の開発に我々患者が関われるチャンスは少ないですが、新しい治療薬を使えることは当たり前ではなく、それまでに頑張ってくれた多くの人のお蔭で使えているんだと、感謝の気持ちを持つべきだな~と感じちゃいました。