情報集めはスタートラインに立つための準備 | がんと共に生きる 健康サポーターメッシーの日常

がんと共に生きる 健康サポーターメッシーの日常

2度のがんを経験した私は、がんと共に生きています。
がんとの向き合い方で悩んでいる、
大切な人のがんのことで頭を抱えている、

「健康サポーターメッシー」は
あなたが自分らしく「健康」に生きることを信じ、本気で応援します。

インターネットや書籍で病気のことや、体験談などを容易に
入手できるようになりました。わずか数年前は、がんを本人に
告知することもタブーとされていたし、病気のことを調べたくても
何を調べて良いのか...という時代でした。

その苦労を知っている国の機関だったり、病院、患者さんが
情報で困らないように情報をどんどん公開してくれているのが
今の時代です。

「情報があるから、病気になっても安心」

そう思っている人はいないですよね。
病気になる前から積極的に情報を収集していた方が、実際に病気に
なった際に、「どうしたら良いの」と途方にくれるという話しも
耳にします。

情報は、自分の病気の状況を知るために必要なものであって、
何かを解決してくれるものではありません。
例えば、
「抗がん剤は、体の正常な細胞にもダメージを与える」

これが情報だとすると、これだけでは何もできません。
そこに、「まだまだ生きたい」「どんな副作用があるのか」
「他の人はどうしているのか」「治療期間はどのくらいか」
いろいろな情報をプラスして、「自分だったら」を決めることで、
ようやく病気と向き合って、治療の段階に進むことができます。

情報は治療に向かう前のスタートライン。
情報が全てを決めるわけではありません。