親が”がん”になったとき 子どもに何を伝えるか③ | がんと共に生きる 健康サポーターメッシーの日常

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2度のがんを経験した私は、がんと共に生きています。
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「親が”がん”になったとき 子どもに何を伝えるか」

米国MDアンダーソンがんセンターのKNIT(Kids Need Information Too)がまとめた小冊子の内容を紹介します。

今日は子どもに伝えるときに重要な3つのCについて紹介します。

①誰のせいでもないことを伝えましょう
年齢の低い子どもほど「自分が悪いことをしたから、お母さんが病気になってしまった」と思いこむ傾向があることが知られていますが、思春期の子供でも例外ではないようです。
がんという病気は、誰のせいでも、何かをしたからなるわけではないこと、子どものせいではないことを伝えてあげましょう。

②病名を伝えましょう
”病気”という曖昧な表現をすると、子どもは独自の考え方で想像を働かせ、大きな不安や混乱をきたすことがあります。”がん”という言葉を使って、風邪のようにすぐに治る病気とは違うことを伝えてあげましょう。

③伝染しない病気であることを伝えましょう
正しい情報を知らせてあげないと、抗がん剤で親の髪の毛が抜ける姿を見て、「自分も髪の毛が抜けるのは”がん”になったからでは」と不安に感じてしまうことがあります。風邪とは違い、普段の生活では伝染しないことを伝えてあげましょう。

小さい子どもには、子どもに分かりやすい表現を使って説明してあげると良いようです。

最近は医療技術が進歩しているので、「がん=死」ではなくなってきています。小
さい子どもであっても一人の仲間です。家族で協力して戦うことが大切なんですね。