ヨン、サンホ監督が
「新感染ファイナルエキスプレス」の翌年に発表した作品
映画「サイコキネシスー念力ー」(2018)
リュ、スンリョン、
シム、ウンギョン 主演
サクッとあらすじ感想など
シン(リュ、スンリョン)は銀行の警備員をしています。時間にルーズで手ぐせも悪く客用コーヒーを毎日クスねては引き出しに隠していました。
シンは山登りの帰りに隕石から流れ出た謎の湧き水を飲んで身体に違和感をおぼえます。
「腐ってる、飲まないほうがいい」
気にもせずに水汲みをするオバさん。シンのあとは普通の湧き水に戻ったようでした。
その夜、シンの元に娘ユミ(シム、ウンギョン)から妻が死んだと連絡がきます。ユミは子供の頃に母と自分を捨てたシンを許せずにいました。
シンが家を出てからユミと母は人気の激辛チキンの店を営んでいましたが、地上げでテサン建設が雇った暴力団の嫌がらせに合い居座り続けたユミ母は暴力団に殺されたというのです。
ルミたち住民側の弁護についたのは若い弁護士(パク、ジョンミン)でした。優しいけれど影のうすいタイプです。
最近パク、ジョンミン作品をみる機会が多いです。カメレオン俳優さんですねここではルミが好きなとっても良い人です。
妻の葬式の夜、突然シンの超能力が覚醒します。
力の配分が分からず部屋中に家財道具が飛び回り驚きますが、シンは償いのためにこの力を使ってユミを助けようと思いつきます。
しかし、警察も検察もテサン建設に丸め込まれており、バリケードを組んでろう城する住民たちに多勢の機動隊を使って鎮圧しようと押し寄せてきます。そして、過去の窃盗事件を理由にシンが逮捕されてしまうのでした。
例のコーヒーの窃盗で逮捕やられました!
建設会社の黒幕がホォン常務(チョン、ユミ)で、サイコパスすぎる冷血な言動にも驚きました。
さて
住民たちは早々に超能力シンを受け入れるのですが、そもそも超能力がある人を見て怖がる人が1人もいません
シンが超能力を操っても遊んでいるかの様で宇宙人やヒーローにはほど遠く、くたびれたオヤジなのです。
ついには空を飛んだり車にぶち当たりながら娘を助けに行くのですが、そのシーンはもはや怪獣で爆笑間違いなし。スパイダーマンの劣化版を見ているようで英雄とは言い難いけれど、どこか味のある温かみを感じました。
気楽にみて笑えるけれど、深みは全くない映画ですあしからず。
画像お借りしました。
Netflixにて視聴