お昼に火葬場に行ってきました。

こういうのは何日かでまとめて焼くそうなのですが、たまたま今日焼く日だったらしく午後に火を入れます、と火葬場のおじさんが教えてくれました。

安置所にあの子の入ったダンボールの柩を納め、ぼんやりとあの子を見下ろしていました。

一緒に行ったのは、母と、母の友人であり私とも懇意のおばさん、そしてあの子の兄弟犬をかつて飼っていたおばさんで、最後のおばさんがこれまた泣くに泣きまして。

なんとなく、先に泣かれてしまうとこう、泣いてはならない気がしませんか?

いや別にいいんだけど、気後れ・・・ってのも何か違う気がするのですが、とにかく涙はぐっと我慢しました。

線香を立てて、最後にもう一度撫でて。それでもやはり実感がありません。

こんなに眠っているようなのに。今にも起き上がって私を見上げそうなのに。

けれど、安置所の扉は閉ざされました。

その扉が閉ざされた瞬間、漸く実感がわきました。


ああ、もうあの子には会えないのだと。


薄暗い部屋から外に出ると、澄んだ青空に白い雲がちょんちょんと漂ってました。

朝はもう少し淀んでいたのに、いつの間にこんなに澄んでいたんだろう。

ドラマや漫画じゃないんだから、こんなのは出来すぎてていらないよな。

そう思いながらケータイのカメラで一枚撮ってみました。

アングルとか画質とか敢えて何も構いませんでした。

もう少ししたらあの子はこの空にゆくのかなあ。なんて。

ぼんやり思いながら車に乗って、火葬場を後にしました。



今は取り合えず、さようならって言っておくよ。

空が寂しくなったら私に会いにおいで。

いつだって私の心の中には、あなたの特等席が残ってるのだから。

だから、また会えるその日まで。

さようなら。


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蛇足。

とか言ってみてもやっぱり15年近く続けてきた習慣は染み付いていて、さっきお風呂の後にうっかり居間にあの子を迎えに行ってしまい、母が苦笑していた。(苦笑)


あなたの不在に慣れるのに、もう少しかかりそうです。