「田仁志君ってさ、可愛いよね」
真顔で言われて一同は黙り込んだ。
言われた本人も黙り込んだ。
けれど空気を読まない乾は「ね」と同意を求める。
「例えば、どこが、そう、なのか聞いてもいいですか」
代表して木手が問うと、乾は小首を傾げて田仁志を見た。
「丸っこいところとかぷにぷにしてるところとか一重瞼のところとか…あとは、そうだな、唇が肉厚で気持ちいいところかな」
ね、と人差し指を唇に当てて微笑む姿は一輪の白花のように艶やかで、一同はソウデスネ、と言うしかなかった。
***
田仁志乾、布教計画。(笑)
漫画で言うなら四コマ的長さの小ネタ。楽でいいな、これホント。