前々回、7月7日の「江戸の七夕」は秋の風物詩であったと
書きましたが、本当でしょうか・・・?
ここ10年間の立秋の月日を新暦と旧暦で調べてみました。
新暦 旧暦
2011年 8/8 7/ 9
2012年 8/7 6/20
2013年 8/7 7/ 1
2014年 8/7 7/12
2015年 8/8 6/24
2016年 8/7 7/ 5
2017年 8/7 6/16
2018年 8/7 6/26
2019年 8/8 7/ 8
2020年 8/7 6/18
新暦の立秋は8月7日か8日です。
7月7日の七夕は立秋前ですから「夏の風物詩」ですね。
一方、旧暦の立秋は6月後半から7月前半と変わっています。
これは、「閏月(うるうづき)」の記事で書きましたが、
月の満ち欠けを基準とした旧暦(太陰太陽暦)では一年が
354日となり太陽の動きを基準とした新暦(太陽暦)の
365日よりは11日も短いため、3年もすると33日と
一ケ月以上も遅れてきます。そこで2~3年の間に閏月を
上手く挿入することによりズレをひと月の半分(15日)
以内に収める工夫をしているのです。
したがって旧暦では、調整の限界もあり、実際の立秋は
7月1日の前後に来ますが、その心は限りなく7月1日に
したいのが分かります(か・・・?)
旧暦で暮らした人々の大らかさがしのばれます。
風物詩や季語は文学的にも社会的にも長い歴史を有している
ので旧暦を基にしており、七夕は秋に分類されているのです。
余談になりますが、立春についても調べてみました。
新暦 旧暦
2011年 2/4 1/2 (新)
2012年 2/4 1/13(新)
2013年 2/4 12/24(内)
2014年 2/4 1/5 (新)
2015年 2/4 12/16(内)
2016年 2/4 12/26(内)
2017年 2/4 1/8 (新)
2018年 2/4 12/19(内)
2019年 2/4 12/30(内)
2020年 2/4 1/11(新)
新暦では立春は2月4日頃で、新年になって一か月以上も
過ぎていますね・・・・・
旧暦では12月後半から1月前半に来ます。
これは立秋と同じ理由で、立春も限りなく1月1日(元旦)に
調整しているという心が分かります(か・・・?)
立春の場合は、それぞれに呼び名がついています。
● 年内立春・・・立春が旧年中に来る場合(内)
● 新年立春・・・立春が新年になってくる場合(新)
● 朔旦立春(さくたんりっしゅん)
立春がちょうど1月1日となる場合
● 無春年(むしゅんねん)
「年内立春」→「新年立春」となる場合
一年内に立春がありません。
● 双春年(そうしゅんねん)
「新年立春」→「年内立春」となる場合
一年内に2度立春があります。
旧暦ではお正月に「新春のお慶びを申し上げます」とか、
「賀春」、「迎春」などが使われますが、新暦では立春は
2月4日頃で、まだ春は来ていないので、上記の言葉を使用する
のはちょっとおかしいのです。
でも、慣例として堂々と使われていますね。
まっ、いいか・・・・
おわり


