「梅は咲いたか 桜はまだかいな・・・」
年配の方なら一度は聴いたことのある江戸端唄
「梅は咲いたか」の出だしですが、先日は梅を探して
きたので今回は桜を探しに出かけました。
濃い紅い色(緋色)をした桜を見つけました。
カンヒザクラ(寒緋桜)です。
釣鐘状の花が房をなして下向きに咲くのが特徴です。
この時期人気を集めている河津桜は寒緋桜と大島桜の
自然交配種だそうでどちらもまだ寒い時期に咲きます。
蓮田市は静岡県河津町と平均気温が2~3度低いので
花は開き始めた頃ですね。
元々はヒカンザクラ(緋寒桜)と呼ばれていましたが、
ヒガンザクラ(彼岸桜)と紛らわしいとのことで寒緋桜と
呼ばれるようになったそうです。
台湾原産の緋寒桜が日本原産の彼岸桜に譲ったという
ことでしょうか・・・・・?
ところで、タイトルの「梅は咲いたか 桜はまだかいな」は
春の代表的な花である梅と桜の咲くのを待ちわびる心情を
歌ってもいるのすが、実は花柳界の芸妓を花や貝に例えて
歌ったものなのです。
江戸時代の元禄の頃から歌われているもので、囃子言葉の
「しょんがいな」から「しょんがえ節」とも呼ばれます。
「しょんがいな」は「しょうがない」の意味も含んでいます。
梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳ャなよなよ風次第
山吹や浮気で 色ばっかり
しょんがいな
浅蜊(あさり)とれたか 蛤(はまぐり)ャまだかいな
鮑(あわび)くよくよ片想い
さざえは悋気(りんき)で角(つの)ばっかり
しょんがいな
柳橋から小船を急がせ 舟はゆらゆら波しだい
舟から上がって土手八丁 吉原へご案内
私なりに解説すると
早春に初々しい香りの梅、
ぱっと咲いて華やかな桜、
風にまかせてなよなよと頼りない柳、
浮気で恋の実を結ばないが小判色の山吹、
あちこちの男に手を出す(漁る)浅蜊、
意味深な蛤、
一枚貝で相手がなく片方だけが重い(想い)鮑、
嫉妬(悋気)深くて角ばかり出しているさざえ
吉原の小説や映画にこんな女性が出て来ますよね。
小判色に輝く花を咲かせる山吹ですが、実を結ばない
ということは昔から知られていて有名な太田道灌の
山吹伝説があります。
“ 七重八重 花は咲けども 山吹の
実の(蓑)ひとつだに なきぞかなしき “
おわり












