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ティティ探偵の興味津々(パート2)

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東京では14日に桜の開花宣言が出されました。

平年より12日も早く、統計開始以来最も早い開花だそうです。

1週間もすれば満開の花が見られることでしょう。

ただ今年は新型コロナウィルスの影響でお花見や花見の宴会も

賑やかには行われそうもありませんが・・・・・

 

上野公園(2013-03-21

 

 

起源

みんなで花を愛でるという習わしは、律令国家が成立し生活の

安定と余裕のできた貴族階級が生じた頃といわれています。

遣唐使により中国から国家の仕組みや文化を取り入れた時期

でもあり、中国原産の梅を愛でる中国の習わしは貴族階級の

人々に進んで見倣われました。

 

そのため、8世紀の奈良時代までは「お花見」といえば

「梅の花」を愛でることでしたが、10世紀の平安時代に

なると日本独自の文化を創造する気運となり、愛でる花も

「桜の花」へと変わっていきます。 

その根拠としてよく使われるのが奈良時代の「万葉集」

平安時代の「古今和歌集」です。

梅の花を詠んだ歌の数と桜の花を詠んだ歌の数が逆転して

いるのです。カウントの仕方によって多少の違いがあるものの、

大体このオーダーです。

 

万葉集・・・・・・梅の花(約120首):桜の花(約40首)

古今和歌集・・・・梅の花(約20首) :桜の花(約70首)

 

 

伊勢物語絵巻

 

 

 

 

そういえば、新元号の「令和」は万葉集巻五の「梅花の歌

三十二首の序文」からということで昨年は大注目を集め

ましたね。

 

 

その後、豊臣秀吉が開いた「吉野の花見」や「醍醐の花見」は

数千人もの客を招いたことで有名です。

「豊公吉野花見図屏風」

 

 

一般庶民の間にまでお花見が広まったのは江戸時代に

なってからで、各地にお花見の名所ができて浮世絵などにも

描かれました。

 

上野

寛永寺開山の天海僧正(南光坊天海)が桜好きで境内に

たくさんの桜を植えたことからお花見の名所となりました。

ただ、寛永寺は徳川将軍家の菩提寺であることから大騒ぎを

することはできませんでした。

「名所江戸百景 上野清水堂不忍池」 歌川広重

 

 

「東都東叡山の図」 歌川国芳

 

 

品川御殿山

将軍の鷹狩り時の休憩所(御殿)の周りにも多くの桜が

植えられ各所に桜の名所ができました。

品川の御殿山は東海道の宿場に近く富士山も眺められ、

更には遊里もあったことから大人気でした。

「江戸名所 御殿山花盛」 歌川広重

 

 

「冨嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二」 葛飾北斎

 

 

隅田川堤(墨堤)

8代将軍徳川吉宗が治水対策と庶民の憩いの場として隅田川堤

に桜を植えさせました。

「富士三十六景 東都隅田堤」 歌川広重

 

 

「春色隅田堤の満花」 歌川豊国

 

 

飛鳥山

ここも鷹狩りの名所でしたが吉宗が桜を植えさせ大々的に整備

したことから桜の名所となりました。

「江戸名所 飛鳥山はな見」 歌川広重

 

 

「東都三十六景 飛鳥山」 歌川広重

 

 

 

今年は混雑する場所へ花見に出かけないのが一番ですが、

出掛けるにしてもマスクをするなどして十分気を付けて

行きましょう。

おわり