夏至 | ティティ探偵の興味津々(パート2)

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今年はコロナ騒動で、いつの間にか冬が終わり、春も過ぎ、

夏が来て、6月21日(日)には夏至を迎えます。

今回は「夏至」について書いてみます。

 

 

地球の傾きと公転

地球は自転軸(地軸)が公転面に立てた垂線から23.4度

傾いた状態で太陽の周りを回って(公転して)います。

「地球の傾き」

 

 

「地球の公転」

 

 

この公転の様子を公転面の真横と真上から見た図です。

 

「真横から見た図」

 

「真上から見た図」

 

 

我々の住んでいる北半球で考えると、北極が太陽から最も

遠ざかって傾いているのが「冬至」です。

逆に最も太陽の方向に傾いている時点が「夏至」です。

その中間で、地軸が太陽の方向に傾いていないのが「春分」

「秋分」になります。

 

 

「夏至」

夏至とは二十四節気の一つで「至」が物事の極点に達すること、

きわまるところを意味し、「夏至」は夏のきわまるところです。

二十四節気は各気に入る瞬間(日)を表すとともに、次の気

までの期間をも意味しますが、その気に入る日を表すことが

多いですね。

 

 

太陽の南中高度が最も高く、昼の時間が最も長い日です。

この日を境に、冬のきわまるところの「冬至」に向かって

太陽高度は次第に低くなり、昼の長さは短くなっていきます。

(注意)

以前にも書いたように、夏至の日は昼の時間が最も長い日

ですが、日の出時刻が最も早く、日の入り時刻が最も遅い日

ではありません。

日の出は夏至より約1週間前が最も早く、日の入りは夏至より

1週間後が最も遅い。両者の差で夏至の日が昼の時間の

最も長い日となっているのです。

 

 

催事

二十四節気の一つで、夏の最もきわまる日である夏至ですが、

この頃は農業の最も忙しい時期であるため、全国的な催事は

見当たりません。

現在でも「春分」や「秋分」が国民の祝日となっているのに、

きわまる日である「冬至」「夏至」は祝日ではありません。

これは明治に入り、それまでの歴代天皇や主たる皇族の忌日を

彼岸である春と秋にまとめて奉祀することとした「春季皇霊祭」

「秋季皇霊祭」を第二次世界大戦後は宮中だけの行事とし、

一般国民は先祖を供養する国民の祝日として、お彼岸の中日を

「春分の日」「秋分の日」として継いでいると言えるでしょう。

 

 

 

それにしても、冬至の日は「かぼちゃ」を食べたり、

「柚子湯」に入ったりの全国的風習がありますが、夏至の日は

何もない?

今年は「父の日」と重なっています・・・・・

おわり