2022年3月23日をもって、蔓延防止等重点措置が解除されました。

 

ここで素朴な疑問。

 

いつまでマスクをするのだろう?

 

マスクを着用する日本人

私たち日本国民は、新型コロナウィルスの感染拡大を受けてマスクの着用を始めました。

 

「なんかよく分からないウィルスが増えているらしい。」

「予防が必要だ。」

「じゃあマスクをしよう。」

 

こうしたある種の情動によって、我々日本国民はマスクの着用を始めたのです。

 

しかし、日本国民のマスク着用の動きは、明確な指標をもとにしての行動ではありませんでした。

政府による強制を伴った措置でもありませんでした。

 

そうであるからこそ、その出口において困難が生じるのです。

どうなったらマスクをしなくてよくなるのか。

誰が「マスクをしなくてもよい」と判断するのか。

これらの点が不明瞭なのです。

 

マスクという同調圧力

私は外を出歩くとき、まわりの人と十分な距離が離れている場合にはマスクを外します。

やはり、マスクをしていると息苦しいものがあるからです。

 

しかし、街中を歩いていると、周りに人がいないのにマスクをしている人を良く見かけます。

この人たちはなぜマスクをしているのでしょうか?

 

それは「予防のためのマスク」ではあり得ません。

なぜなら、周りに人がいないのですから。

病気をうつす可能性もうつされる可能性も、限りなくゼロに近いでしょう。

 

それなのに、マスクをしているのです。

 

周りに人がいないのにマスクをしている人たちが恐れているのは、政府ではありません。

マスクをしなかったとしても、政府から罰せられることはありません。

政府は「お願い」をしてるだけだからです。

 

やはりそこでは、「周りの目」が大きな力を持っているように思います。

みんながマスクをしているから...。

マスクをしていないと誰かに指摘されるかもしれない...。

 

やはりそこで働いているのは、「「みんな」がやってるから私もやる」という原理なのではないでしょうか。

まさにそれは思考停止、もっと言えば同調圧力の典型的な例なのではないでしょうか。

 

マスクの着用はどの程度の効果があるのか。

効果があるのであれば、どのような場合にマスクをすべきなのか。

逆に、どのような状況になったらマスクを外しても良いのか。

 

これらに関して、科学的・客観的な分析と、それに基づいた指標の樹立・周知が望まれるところです。

 

おしまい。