自宅マンションに帰って来た元夫

私は涙が止まりませんでした。

帰って来てくれた…

でも

元夫の表情は
ただ無表情で

私はまるでその場の
空気のような扱いでした。


……

しばらくして、私から口を開いたと思います。


私:どこで、おったん?


元夫:車

私:何考えてんの?

元夫:なんも考えてない

お前のことも

子供のことも

仕事のことも

なんも考えてない

もう

別れてほしい

最悪な事言うてるのは

わかってる

最悪な父親や

でも

頼む

無理や

別れてくれ


私:嫌や

嫌や

なんでやあ

絶対嫌やあ

元夫:ほな俺出て行くわ

一緒にはおられへん。 

荷物まとめるし

帰ってもこーへんで。

私:ちゃんと話し合おう

お願い。

元夫:無理や

すまん。

話すこと何もないねん。

元夫はそう言うと、
部屋から鞄を持って来て、
適当に衣類や、携帯の充電器
を鞄に入れ、
タバコを吸い始めました。


私:やっぱり好きな人と
付き合ってるん?
ほんでその人と一緒になりたいんやろ?

元夫:違う、
関係ない。

私:名前なんて言うん?

元夫:あずさやったかな?
知らん、偽名かもしらんし。

私:何で知り合ったん?

元夫:え。出会い系

私:その子ともうヤッたん?

元夫:やってへんわ笑
ご飯たべただけや。
付きおうてないし、
もう会わんしな。
やから
関係ないねん。
 
私:ほんじゃ何が原因なん?
なあ
教えてほしい、
子供ももう生まれるし、 
お願い

元夫:うん、だから
  
あかんねん。

お前は俺のこと1番に思てくれてるのは
知ってる。
でもあかんねん。
ごめん。

こんな男で。

ピピピッ

ごめん、ツレから電話や

ほんじゃ行くわ。

私:ちょ!ちょまってよ!

元夫は荷物を持ち

電話に出話しながら

ドアを開け、
ふたたび出て行きました

ドアの向こうからかすかに
電話の声が聞こえました。

[あっ!もし!あははは!
なんやねん!あはは🤣]

 
こんな時に
めちゃ笑ってるやん。  

玄関に突っ立て

金縛りにあったかのように

私はしばらく

動けませんでした。

{D58A2534-1F88-4F38-9C03-DE5182DA7984}