ラジオ日本SWEETの月曜日は毎週、
映画をご紹介してます!

    



7月4日(月)は島村藤村の名作を60年ぶりに映画化!
7月8日(金)全国公開
映画『破戒』をご紹介しました!
スタジオには
小さい頃から、町に一軒だけあった映画館に通いつめる映画少年だった前田和男監督にお越しいただきました!



【あらすじ】 
幼いころから亡くなった父に自身が被差別部落出身であることを隠し通すよう言われていた瀬川丑松は、地元を離れてある小学校の教員として働き始めます。
教師として生徒に慕われるですが、出自を隠していることに悩みつつも、
下宿先の士族出身の女性・志保に恋をします。
やがて出自について周囲に疑念を抱かれるようになり、
学校内でのの立場は危ういものに。
苦しみの中、は被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎に傾倒していきますが…というお話です。

私も一足先に観させていただきましたが… 
 
差別については聞いたことはあっても、具体的にどんなものなのかイメージ出来ていませんでした。
今回、この「破戒」を観て実際に苦しまれてきた方は沢山いるということ、そしてどう苦しんできたのか、作品を通して知り、差別について考えるきっかけになりました。


 前田監督は、この映画の中鉢プロデューサーとは30年来の付き合いで、ほとんどが差別や人権をテーマにした映画やドラマを一緒につくられてきたそうです。
今年は全国水平社創立百周年ということで、記念して「破戒」を映画化したいと相談され
二人が積み上げて来た仕事の延長に「破戒」があると感じ、
数十年ぶりに再読、十数回再読してみると、小説というフィクションとしてではなく、ドキュメンタリーのようなノンフィクション
としての面白さを感じたそうです。

 
 主人公の丑松を演じたのは
俳優の間宮祥太朗さん。
 
とても綺麗な澄んだ目が印象的な間宮さん。
人柄が演技にも表れていたように感じましたが、監督の第一印象は

 間宮祥太朗は違う次元に行ってしまった!そんなかんじだったそうです。
「静寂と沈黙」という、今回監督が描いていた主人公のイメージに、「美しさと寂しさ」という表現で答えてくれて、しびれたそうです!
市川雷蔵や池部良とは違う次元に行ってしまい、その瞬間、監督はこの映画の成功を確信したそうです。
また、薄暗闇から身を乗り出してくるにつれて顔に朝日が当たってその全貌が明らかになるシーンでは、モニターを見つめる監督と、その、両隣にいた記録の永倉さんと福島プロデューサー。
監督が「カット、OK」を告げると、両隣から同時に「美しい」「鳥肌立った」と、つぶやきが漏れたそうです。
 
 そして、丑松が恋する相手・志保役は石井杏奈さん。
監督の石井さんの第一印象は「根性ある女」。
それがヒロイン志保の核心で、初登場シーン撮影の時、そのたたずまいに鳥肌が立ったそうです。
凛として風を感じる清々しさ。思わず、「杏奈ちゃん、かっこいー」と心の中で呟いてしまった程だっとのこと。
作品ごとに、その役を演じ切る石井杏奈さんですが、
今回の作品でも、とても芯のある素敵な女性を演じられていました!

 
前田監督は
「この作品は、
現代版のハッピーなロミオとジュリエット。皆さんが、知るきっかけになってもらったら。」ともお話しされていました!




映画『破戒』は、7月8日(金)より全国公開中です!
 

映画コーナーでは、
鑑賞券、ムビチケ、非売品グッズなどのプレゼントもお出ししています!是非聴いてください♡

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