ラジオ日本SWEETの月曜日は毎週、映画をご紹介してます!

12月20日にご紹介したのは、明後日、12月31日(金曜日)より公開の映画
『明け方の若者たち』



スタジオには
松本花奈(まつもとはな)監督がきてくださいました★



あらすじは
東京・明大前で開かれた学生最後の退屈な飲み会で出会った〈彼女〉に、一瞬で恋をした〈僕〉
下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、
フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり・・・。
 
世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は、
〝こんなハズじゃなかった人生″に打ちのめされていきます。
 
息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現実。
夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。
でも僕は最初からわかっていた。
いつか、この時間に終わりがくることを・・・。というお話です。

大学を卒業して間もない頃、何がある訳でもないのに、心にぽっかりと穴が空いた様な寂しさを感じたあの頃を、思い出しました。

原作は、WEBライター・カツセマサヒコさんのデビュー作『明け方の若者たち』。昨年、7万部の大ヒットとなった作品ですが、
松本監督は映像化にあたり、 ”言語化できない感情”を、特に大切にされたそうです。
「主人公・僕が抱いている気持ちってきっと、しっかりした言葉にしようとすると、すごく難しい。
なんで彼女のことが好きかと聞かれても好きなものは好きだし、
なんで毎日モヤモヤしてるのかと聞かれてもその理由は一つじゃないし、一言じゃ言えないし。
でもその未熟さこそが、人生のマジックアワーの体現でもあるんじゃないか、と思いました。
理論ではなく、感情で物語を進めていくよう意識しました。」
 とのこと。確かに、言葉にすると難しくても、映画で見ると自分と重ねあわせることができる時間を
皆さんも持っていて、
そこを懐かしく、そして今だからこそ愛おしくも感じることができるのではないかと思います。
そして、同世代の方は共感できると思います!

監督は実はまだ23歳!現役大学生です‼︎(なんと眩しい!)
そんな監督だからこそ表現できた世界観。映画の中に出てくる公園は、
いつも通学の際に通っていた所なんだそうです。

 
そして、出演者は
原作でもつかみどころのないキャラクターの主人公・“僕”を演じたのは
俳優の北村匠海さん。
監督と北村さんは約10年前に連続ドラマで共演経験があったそうですが、
とにかく「自然体でいよう」という共通認識がすでに持てて
そのまますんなり撮影にはいれたそうです。
北村さん自体はとてもかっこいい方ですが、映画の中では見事にそのオーラを消して、
恋や現実にヒシヒシ悩む僕の気持ちが伝わってくる繊細なお芝居が、本当に素敵でした。

そして“僕”にとっての憧れの存在・“彼女”を演じたのは女優の黒島 結菜さん。以前から凛とした美しが印象的な黒島さんでしたが、
今回の作品でも相変わらず、美しい!そして、彼女の意志や、芯の強さの部分をとっても魅力的に演じられていました!
 
 明け方に高円寺の駅前を、僕・彼女・尚人の3人で走るシーンの撮影は明け方の30分ともたない短い時間の中で撮らなくてはならず、夜中から皆で集まってリハーサルを重ねて撮影されたそうです。
また、監督のお気に入りシーンは
「王将での僕と彼女のシーン。お二人の空気感がとにかく暖かくて、切なくて…。「撮られている」ということを全く感じさせないのが、すごかった。カットをかけるのが嫌になるくらい、ずっと二人を見ていたくなりました。」
とのことでした。

本作をきっかけに、キーワードでもある人生における“マジックアワー”を改めて思い出したり、
大切にしたい!と思っていただけると思います!

“今“の大切さや楽しさに気がついて、日々を過ごせるようになれる映画だと思うので、是非劇場に足を運んでみてください!

ラジオ日本SWEET‼︎月曜日の映画コーナーでは、
鑑賞券、ムビチケ、非売品グッズなどのプレゼントもお出ししていますので、是非聞いてくださいね🎬


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