2010/03/10
 #民の歴史散歩 
長崎のグラバー園。


グラバー園は
幕府より正式に外国人の居住が認められていた居留地で、1万坪を超える敷地に、“日本初”や“日本最古級”の建物やものが沢山あります!

そもそも長崎市に点在していた外国人居住邸宅を一堂に会した施設で、元々この土地にあった建物と、
ほかの場所から移築した建物があります。

元々この土地にあった建物は ・旧グラバー住宅(世界遺産・国指定重要文化財)
・旧リンガー住宅(国指定重要文化財)
・旧オルト住宅(国指定重要文化財)

ほかの場所から移築した建物は
・旧ウォーカー住宅
・旧三菱第2ドックハウス
・旧長崎高商表門衛所
・旧長崎地方裁判所長官舎
・旧スチイル記念学校
・旧自由亭

と、色々と歴史的に重要な施設や建物ばかりですが、
幕末志士好きの私として気になっていたのは
旧グラバー邸。

居住していたのは、
トーマス・ブレーク・グラバー。
1859年の「安政の開港」と同時に来日し、
グラバー商会を設立。
造船・採炭・製茶など幅広い事業を行ったことで知られます。

坂本龍馬らが設立した亀山社中と銃器の取引をしたことでも有名です!

坂本龍馬とグラバーが会っていた、という文献は残ってはいないのですが、

伊藤博文や井上馨らの留学を支援したほか、
五代友厚らが訪欧する際にも多大な協力をしたといわれていたり、
土佐藩の後藤象二郎は通っていた、とわかっているようなので、

龍馬もグラバー邸に
来ていたに違いない!と、
想像。。。妄想で楽しめる
幕末スポットです😊

グラバー園は
他にも面白い歴史が沢山残っていて、

麒麟麦酒(キリンビール)に関しても、
現在の麒麟のデザインへの変更をアドバイスしたと言われているのは有名な話で、
そのデザインの元になったと言われている狛犬?がいたり、



フリーメイソンのマークが刻まれた門などもありましたー✨(グラバーはフリーメーソンだったと言われています!)


 また、
グラバーが建物裏手の空き地でダイナマイトの実験をして、近隣から苦情が出たというちょっぴりヤンチャなエピソードや、

坂本龍馬をかくまった?
と言われている隠し天井があったりしました。(事実ではないらしい)

調べれば調べるほど、
面白いことが出てくるのがグラバー園。
当時は龍馬のことで頭がいっぱいだったので、、、w
龍馬以外にも目が行くようになった今なら
もっと楽しめる気がします。

そして歴史はそんなに、という方でも楽しめるのがグラバー園。


景色もとても綺麗で、
異国情緒溢れる雰囲気も素敵でしたよ。