百田尚樹さんの

『永遠の0』を読みました。



第二次世界大戦中に特攻隊だった方のお話です。


切なくて、

悲しくて、

感動で心を動かされて

どこに向けていいのかわからない怒りがこみ上げてきて

と、


本当に沢山の色々な感情が

心と頭の中でグルグル回っていました。


戦争はどんな理由があってもよくない。

しかし、自分の国が戦争を始めてしまったら、

戦うしかなかった人たちが沢山いた。

その人、その家族、友人がどんな気持ちだったのか、

現実的に感じ取ることはできない。


でも、そういう人たちがいたこと、
そういう時代があったことは、

しっかり知っていなければいけないと思いました。



以前、特攻隊の人々が飛び立った所を訪れたことがあります。


16才くらいから26才くらいまでの青年たちの

立派な言葉が並べられた
とても達筆な遺書が沢山ありました。


そこには、
国の為に、天皇の為に、という言葉より


家族の為に、愛する人の為に、
未来の日本人の為に、という言葉が多かった気がします。


そんな立派な遺書を書いていた彼らでしたが、
夜の宿舎では、
すすり泣く声が聞こえない日はなかった。
とも書いてありました。


本当は死にたくなんてないのに、

当時の青年たちは

弱音を吐くこともせず、

最後は笑顔を見せて飛び立って行った。



切なくて切なくて、悲しい気持ち


人間の命を飛行機や船と同じ、、、最後はそれ以下のように扱っていた
軍の上層部に対する怒り、


特攻というものを考えた人を恨みたい気持ち


と、複雑な感情になったと同時に


明治海運は、私的にはすごく好きだし
素敵な人達が沢山いたのに、
どんな経緯で、人間を兵器の一部として扱うようになってしまったり、
実際の戦況を考慮せずに、
負けて当たり前のような戦術をするようになったり、
大敗を隠していたりと、
明治海軍からかけ離れた形になってしまったのか、
しっかり知りたいと思う気持ちが大きくなりました。



プラスな感情だけではいられない第二次世界大戦ですが、


ちゃんと知って、自分の中に詰めていきたいと思います。



現代と未来は、

過去の上に続いているものなので、


歴史を知る。ということは、

これからを生きていくのには大切なことだと思いました。


戦争を知ろう!と思うきっかけを作ってくれる小説だったと思うので、

みなさんも是非読んでみてください。













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