学生のとき、学芸会があった

大嫌いだった。言葉につまってセリフが言えないからだ。

 

 

 

「王様、歌を歌ってみてはいかかでしょうか?」

 

 

 

このセリフ、いかかでしょうか?が言えなかった

練習のときに周りから、「いかかでしょうか?」

 

 

と小声で言ってくる

 

 

 

まるで僕がセリフを忘れてしまったのかと心配するように

 

 

 

何度も練習で言葉に詰まる僕に

気づいた人もいるだろう

 

 

 

 

ある日、練習のときに先生が

「王様、歌を歌ってみては?」

まででいいと優しく言ってくれた

 

 

 

僕の担任の先生

 

 

 

吃音症は、嫌なことばかりじゃない

ひとの優しさや温かさに気づけるようになれる

 

 

これは小学三年生の思い出だ。

 

 

 

 

憶をたどると、吃音(どもり)のはじまり

保育園のときだった

なぜか言葉がつまる

 

 

だけど、それなりに友達とかと遊んでいた

家でも保育園でも、苦労することはあった

 

 

怒って言いたいことが言えないとき

説明しょうとしても言葉につまり

 

 

うまく言えず、相手になんだよと言われるとき

 

 

 

 

保育園の一番の苦労した記憶はお楽しみ会だ

 

 

 

セリフをいわなければいけない

 

 

 

練習のとき

 

 

やはりどもってしまってうまく言えず

 

 

歯を食いしばって泣いたのを覚えている

 

 

 

 

慰める一部の友達、先生

 

 

 

 

でもそうじゃない