北陸電力は17日、志賀原子力発電所(石川県志賀町)1号機で非常用ディーゼル発電機が試運転中に自動停止したと発表した。外部からの電力供給は続いており安全上の問題はないとしている。16日夜に志賀町で震度5弱を観測した地震発生後の点検として、17日夕に非常用ディーゼル発電機を操作していたところ、自動で停止した。原因については調査中という。志賀原発1号機には3台の非常用ディーゼル発電機があり、外部からの電力供給が停止した際に電気を送れるようにしている。残る2台の非常用ディーゼル発電機は試運転を実施し、正常に動くことを確認した。北陸電力は「操作は手順書に従ったため、現在のところは人的ミスの可能性は低い」とみている。