【シンガポール=佐藤史佳】シンガポール金融通貨庁(MAS)は29日、金融政策を据え置くと発表した。物価上昇率は低下傾向にあり、経済成長率も2024年に改善が見込まれることから、変更は不要と判断した。MASは政策金利ではなく、主要な貿易相手国の通貨に対する自国通貨の為替レートの誘導目標を定める金融政策を採用している。シンガポールの消費者物価指数(CPI)は23年に前の年と比べ4.8%上昇し、上...