1629(6/28)政府は28日、金融庁の栗田照久長官が退任し、7月5日付で井藤英樹企画市場局長が昇格する人事を発表した。今回の人事は、岸田文雄首相の肝煎りの政策である「資産運用立国」の推進に主眼を置いたとみられる。金融庁内や金融業界では、栗田氏が1年で退任する人事は驚きをもって受け止められた。栗田氏は監督局長を4年務めた後、2023年7月に長官に就任した。大手損害保険会社の不祥事などに手堅く対応したとの評価が出...