フィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)が28日、横浜市内でアイスショー「ドリームオンアイス」に出演し、世界選手権4連覇が懸かる新シーズンのショートプログラム(SP)を披露した。試合の演目では初というタンゴの音楽で「指先からエネルギーが出るような表現ができれば」と話した。3月の世界選手権で男子2位だった鍵山優真(オリエンタルバイオ中京大)や千葉百音(木下アカデミー)は新SP、三浦佳生(オリエンタルバイオ明大)は新フリーを滑った。鍵山は前半が静かな曲調の演目で「気を抜くと(表現の)粗い部分が出るので丁寧に滑れるように」と課題を口にした。世界ジュニア選手権2連覇の15歳、島田麻央(木下アカデミー)や世界王者のイリア・マリニン(米国)も出演。組ごとに演技直前の6分間練習を実施するなど実戦形式で開催された。〔共同〕