ホテルオークラ新潟(新潟市)は27日、日生ホールディングス(HD、同)と新たな定期建物賃貸借契約を締結したと発表した。現在の契約期間は2025年春までとみられるが、新たな契約により25年春以降も営業を継続する。新たな契約期間については明らかにしていない。ホテルオークラ新潟は新型コロナウイルスの影響で財務状況が悪化し、21年に所有していたホテル建物と土地を日生HDに売却していた。同時に定期建物賃貸借契約を結び、ホテルの営業を継続してきた。ホテルオークラ新潟は旧大倉財閥を築いた大倉喜八郎氏(新発田出身)の出身県である新潟で、1978年10月に開業。新潟市の中心部にあり信濃川に架かる国の重要文化財、万代橋のたもとにある。25日付でホテルオークラ顧問の田口昌男氏が社長兼総支配人に就任した。