国境を越えて旅をしながら仕事をするデジタルノマドの争奪戦が世界で激しさを増している。日本でも4月に彼らを対象にした在留資格が新設され、国をあげての誘致体制が整ってきた。高収入者の長期滞在はインバウンド(訪日外国人)政策で人数よりも1人あたり消費額を重視する「量から質」への転換を後押しし、地域における関係人口の創出が期待できる。旅行者から世界で最も魅力的な国1位に選ばれた日本は、そのアドバンテージ...