【ヒューストン=花房良祐、ロンドン=湯前宗太郎】欧米の石油会社がM&A(買収合併)による業界再編を迫られている。再生可能エネルギーへの投資に二の足を踏む一方で、旧来型の石油ガスも新規増産投資による生産拡大に踏み込めない。原油相場の高止まりで得た利益を株主還元に注ぐ一方、「消去法」の成長策として、優良権益を有する他社をM&Aで傘下に収める構図だ。石油業界で相次ぐM&A米国の石油大手コノコ