林芳正官房長官は20日の記者会見で、サウジアラビアのムハンマド皇太子が同日から予定していた来日を延期すると発表した。父親であるサルマン国王の健康状態が理由という。林氏は「延期せざるを得なくなったとの連絡があった」と述べた。今後の来日は改めて両国で調整する。サウジアラビア国営通信は19日、サルマン国王(88)が肺炎の治療を受けると報じていた。ムハンマド皇太子はすでに国政の大部分を事実上の最高権力者として取り仕切っている。2022年には本来、国王が務める首相に就任した。