2024年度(今期)の企業の業績見通しは想定以上に保守的な内容で、株式市場にとってはポジティブサプライズの少ない結果だった。年度後半以降に利益を上積みできるとの期待が大きい一方、国内外の金融政策や為替動向、米経済の先行きなど多くの不安材料は残る。野村証券の北岡智哉チーフエクイティストラテジストに今後の業績見通しについての見解や注目点、日本株への影響を聞いた。――24年度の期初計画に対する...