JR西日本は5日、システム開発のアイリッジと業務提携契約を結んだと発表した。デジタル人材の採用活動やデータ分析で連携し、グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める。大手鉄道各社のアプリ開発やマーケティングを手掛けた実績を持つアイリッジのノウハウを生かす。JR西は2023年秋、デジタル人材を確保・育成する新会社「トレイルブレイザー」を立ち上げた。25年度末までに150人の獲得を目指す。中途採用に強みを持つアイリッジの支援を得ながら採用活動を進め、即戦力の人材を集める。自社開発技術の外販では、アイリッジと取引のある他の鉄道や小売り、金融機関などに対してマーケティングする。アイリッジはJR西の公式アプリ「WESTER」や「KANSAIMaaS」の開発にも参画しており、鉄道業界全体のデジタル化とJR西の事業双方の動きに精通している。