子供たちはクラスも違うし、すれ違うときに挨拶する程度の顔見知り。
A子と仲良くなったのは突然だった。
生後間もない下の子を連れてお迎えに行った日。
今日は布団を持って帰らなきゃいけない日で、いつもより荷物も多め。下の子を抱っこ紐で抱っこし、まだ小さかった上の子の手を引き・・・
園を出て、駐車場までは少し距離がある。
これだけでも疲れるのに、突然の雨。さいあく〜
傘を持っていなかった私は『車まで急いで!』と上の子の手を引き足早に歩く。
すると、後ろから傘を差して走ってくる女性。
それがA子だった。
『大丈夫?布団もつよ!!』
突然の出来事に戸惑っている私をよそに、A子は布団をひょいっと持ち、傘を私たちに差してくれ駐車場まで付き添ってくれた。
『ありがとうございます!濡れてしまいましたよね?!すみません・・・助かりました!』
A子も濡れてしまったし、申し訳なく思い謝ると
とびきりの笑顔で
『いいの、いいの!!いきなり降ってきてビックリだよねー』と言ってくれた。
あとから聞くと、この時A子は雨に濡れそうな私達を見かねて自分のお迎えを後回しにしてまで、かけつけてくれていた。
とても良い人。
仲良くなれそうな気がした。
これがA子との出会い。
