新元号『令和』が発表されてから3週間余りが過ぎ、早いものでもう間もなく平成からバトンが渡されようとしていますね。

実は、半月ほど前にもこの件についてブログに書こうとしていたんですが、まとめきれずにそのままになっていました。でも、今上陛下推し(←)として、ここはやはり書いておかねば☆

昨年、今上陛下のご意思を知ったときには陛下のお身体のために必要なことだと思いはしたものの、自分の中ではそれが改元と結びついておらず、新しい元号が何になるか、ということにもそれほど関心は持っていませんでした。
考えてみれば、改元というのは大きな節目ではあるんですよね。


昭和生まれの私にとって、改元を経験するのは二度目となります。

前回は、先帝が崩御され自分も世間も何だかざわついている中で新しい元号が発表されました。
当時は私もまだ年若く先帝への思い入れは深くはなかったものの、「昭和という時代が終わる」ことへの漠然とした寂寥感はありました。
近代日本では「元号が改められる」ことは「天皇陛下の崩御」と結びついていたこともあり、とても慶事と感じられるものではなかったのではないかと思います。


ですが、今回は全く様相が異なっています。

今上陛下はご存命でいらっしゃいます。譲位による改元は、私たち国民にとって悲しむべきことではありません。心穏やかに新しい元号を受け入れることができます。

実際、世間は祝賀ムードにあふれている印象を受けます。
ツイッターでも、「祝え!」「寿げ!」という明るい投稿を多く見かけました。

そして、ふと思いました。
この度の譲位=改元は、今上陛下の国民への最後の贈り物なのではないのかしら、と。

陛下は、昭和から平成に移り変わる様を身をもって見聞きし感じてこられました。世の中が自粛ムードになったり悲嘆にくれる国民がいたり、様々だったことでしょう。陛下ご自身も、ご実父である先帝を見送られた悲しみが癒える間もなく行事や公務に追われる日々だったのではないかと拝察します。

ご自身の御世を終える際には、そのようなことは避けたい、と思ってこられたとしても不思議はないのではないでしょうか。

もちろん、体力の続く限り天皇としての責務を果たしたい、とお考えになり実践してこられたことは間違いないでしょう。ただ、年齢を重ねられ大病を経て、熟考された上でご決断されたのではないかと思います。

そして、そこには恐らく国民を悲しませるようなことはしたくない、新しい時代をにこやかに迎えてほしい、という想いもあったのではないかと思うのです。

私は今上陛下にとても思い入れがあるので、いいように解釈しすぎなのかも知れません。
でも、それでいいと思っています。
陛下が大きな決断を下されたからこそ、私たちはこうして平らかな心で新しい時代を迎えることができるのです。

そして、私の思う陛下は、国民が「平成ありがとう、令和も頑張ろう」と明るい表情でいることをきっとお喜び下さる筈ですから。


そして、改めて思います。


天皇・皇后両陛下、皇太子時代からの長い長い旅をお務めいただき、私たち国民を想い慈しみ寄り添ってくださったこと、心より感謝いたします。
ご在位の間にご尊顔を拝することは叶いませんでしたが、国父・国母としてこれからもお慕い申し上げます。
ご譲位ののちは、どうぞお二人でごゆるりとお過ごしください。
私の故郷・奈良県にも、これまでとは異なりご旅行でのんびりとおいでいただければ嬉しく存じます。

 

先日、素敵なツイートを見かけました。

 

 

 


新元号『令和』。
私はとても気に入っています。
ら行の言葉ということで『流麗』とか『怜悧』という言葉が頭に浮かびました。
万葉集から着想を得た、という点も素敵だな、と思います。


5月1日用に考えてみました(*´艸`*)


祝え!古の日の本の書より選られた言の葉より生まれし新元号『令和』、新しき時代を継ぎし瞬間である!!

(※某特撮キャラの口上風に妄想して下さいませw)