仕事 リーダー 小心者 | tt-nn-pp

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仕事中の本音
こんなクサいことや綺麗事と思われそうなことは誰にも話せません。
でも誰かに思いを知ってもらいたい・・・
【矛盾】から生まれたブログ
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僕は昔から小心者だ。

 

初めてのミーティングでは手のひらが汗でびっしょりになり、

部下に注意する時も言葉を何度も頭の中で rehears(リハーサル)してから話す。

リーダーという立場になった今でも、その性格は変わらない。

むしろ責任が重くなった分、余計に慎重になる。

 

 

正直、小心者は損をすると思っていた。

決断は遅くなるし、思い切った挑戦も得意ではない・・・。

でも、ある日上司にこう言われた。

「お前はミスをしにくいリーダーだ。事前に不安を全部つぶそうとするからな。誰かになろうとせず、自分にできるリーダーを目指せ。」

 

最初は皮肉とも取れる発言だと思い、悔しかった。

そんなリーダーはかっこよくない。

まだ若かった僕は素直に受け止められなった。

ただ、、、確かに、僕は何かを進める前に最悪のケースを想定し、対策を考える癖がある。

資料は三度見直すし、関係部署には必ず事前根回しをする。

その結果、大きなトラブルを未然に防げたことが何度もあった。

経験をある程度重ねた今、この言葉を思い出すと

リーダーという役職に決まりはなく、それぞれの特徴や個性を活かしたリーダーでもいいんだと、改めて言葉の意味を理解した。

 

 

小心者の強みは「慎重さ」と「観察力」だ。

周囲の空気の変化に敏感だから、部下の表情の曇りにもすぐ気づく。

些細な違和感を見逃さず、早めにフォローできる。

これは、押しの強いリーダーにはない武器だと思う。

 

 

もちろん、小心者にも課題はある。

必要以上に迷ってしまい、チャンスを逃すことだ。

だから僕は、自分なりのルールを作った。

「情報が7割そろったら動く」「迷ったら期限を決めて判断する」。

これで慎重さと行動力のバランスが少しずつ取れるようになった。

 

 

今では、小心者であることを隠さなくなった。

部下にも「僕は石橋を叩きすぎるタイプだから、君たちはスピードをくれ」と

素直に言う。

そうすると、チームの中で役割分担が生まれ、僕の弱みを仲間が補ってくれる。

 

自分の性格は一生付き合うもの。

小心者のままでいい。

その特性を理解し、磨き、足りない部分はチームで補えばいい。

臆病な心は、決して足かせではなく、

チームを守る大切な盾になれる——そう信じている。

 

今日もやったろ!!