仕事とは
——責任と信頼の重みを感じて——
「仕事とは何か?」と聞かれたら、私はまず「責任」と答える。
組織の中で人を動かし、結果を求められる立場にある以上、それは避けて通れない。
私は管理職として、成果が出なかったとき、現場で起きたミス、部下が抱える悩みまで、つい自分一人で背負い込んでしまう。
性分だと言われればそれまでだが、「最後は自分が何とかする」という気持ちが、これまでのキャリアを支えてきたことも事実だ。
一方で、それが過ぎると周囲との壁を作ってしまうこともある。
「〇〇さんに任せておけば大丈夫」という信頼の裏側に、
「〇〇さんしかやらない」「〇〇さんは頼りすぎると怖い」といった、
無言の距離感が生まれることがある。
それに気づいたとき、私は「自分が抱えすぎてはいけない」と初めて思った。
信頼とは、ただ一人で責任を引き受けることではなく、「分かち合うこと」でもあるのだと思う。
もちろん、簡単に手放せる責任などない。
だからこそ、部下に任せるときは「信じて任せる」勇気が必要だ。
責任のすべてを自分で抱えるのではなく、
「役割を果たす」という責任の持ち方をしたい。
部下は部下としての責任を果たし、私は私としての責任を果たす。
その積み重ねの先に、「信頼できるチーム」が育っていくのではないか——
最近はそう思うようになった。
私にとって「仕事」とは、使命感と責任感が原動力だ。
でも、同時に「誰かの役に立つ」「仲間と成果を出す」喜びでもある。
そのバランスを取りながら、これからも「責任の持ち方」を模索していきたい。
信頼される上司でありつつ、信頼できる仲間を増やせる管理職でありたい。
今日もやったろ!!