こんにちは。

お久しぶりです。


本日は近年でも特に問題となっている少子高齢化社会についてお話したいと思います。


皆さんがご存じの通り、現在の日本は少子高齢化社会

いえ、少子高齢社会であると言っても過言ではありません。

なぜここまで少子高齢化が進行してしまったのでしょうか?


現在の少子化社会は戦後75年の時を経て、いつの間にか出来上がったものです。


特に戦後における家族形態の変化・地域単位の結びつきの喪失と、

価値観の多様化による結婚・子育てなどライフスタイルの変化の影響が

甚大であると言わざるを得ません。


実質GDP比平均9.1%という驚異的な発展を遂げた高度経済成長期には、


出生数は毎年順調に伸びていました。
 

経済成長の著しい時代に人口が増えるのは世界共通の現象ですが、

この時代の女性は結婚したら専業主婦になるケースが多く、

子育てに専念できる環境にあったため出生数が増えたのだと思います。

1973年のオイルショックによって高度経済成長期は終わりましたが、

その後の期間(1974~1990)も平均4.2%の安定した成長が続きました。

ところが成長は続いているにも拘らず、出生数は減少の一途を辿りました。

また、この時代から現在に至るまで、未婚率は上昇が続いています。


今はバブル崩壊以降のデフレ時代を通過しています。

実質賃金は下がり続け、経済的な理由で結婚・出産を諦めてしまう若い世代が増えました。

経済不況が直に人口減少に追い打ちを掛けています。

 

終戦後を見てみると、今から一昔前のベビーブームで日本は一気に人口が増加しました。


戦後に建築された多くの公団住宅は、2DKの間取りが多く核家族向けでした。

核家族向けというよりは核家族しか住めない間取りの住宅のようにも思えますが、

これは実は戦後日本を統治したGHQの指示によって

一戸あたりの広さが決められていたからです。



一説によるとアメリカは日本人の団結を弱めるために、家族形態を変化させ、

地域単位の関りを無くさせる狙いがあったのではないかと言われています。

一見すると陰謀論のようにも思えますが、それでもアメリカの統治時代に

日本では核家族向けの住宅が多く建てられた事実が残っています。

その結果として今では都市部で親・子・孫の三世代が同居している家庭は

とても少なくなってしまいました。

おじいちゃん、おばあちゃんがいれば子供の面倒を母親一人で抱え込むことはありません。


また、核家族化が進むことで収入当たりの世帯数が増加し、

経済的な負担が増えたことも少子化を加速させた要因ではないでしょうか。

戦後は結婚観も大きく変わり、結婚は「大人になれば当然するもの」から

「しなくてもいいもの」に変わりました。

恋愛結婚の比率が高くなるにつれてお見合い結婚は減少し、

今では驚くほどの少数派になりました。

加えて女性の社会進出も進み、

男性と対等な仕事を求めるキャリア志向の女性も多くなりました。

その結果として晩婚化が進み、未婚率が高くなり、少子化に繋がっています。

 

日本経済が安定して成長していた時代(1974~1990)に出生数が減少してしまったのは、

自由主義の蔓延による価値観の多様化と女性の社会進出が原因であったと思われます。

 

このように日本の少子化問題には海外の影響が大きいことが分かります。

このまま少子化が進行すれば日本の労働人口は減少し、

 

若者の年金に対する負担が大きくなり続けます。

 

この現状が続いて本当に万民が生きやすい社会が実現されますか?

 

私は絶対に実現できないと考えます。

 

 

では、どうすればいいのか。

 

昔の日本的な家族形態を取り戻すということが一つの解決策として挙げられると思います。

 

または、結婚が負担にならない生活、社会づくりをしていくしかありません。

 

若者の雇用・収入を増やし、育児支援や教育の大学教育の無償化などを推進しない限り

 

日本人が日本において生活しづらくなる一方です。

 

 

今すぐに日本全体を改革することは不可能でも、今から始めることが重要だと思います。

 

気付いた時に行動を起こせる若い世代が求められています。

 

日本のリーダーとなるべき者は、自分を変え、周囲を変え、社会を変えることができる存在です。

 

若い世代が今よりももっと結婚し、もっと子どもを産み、

 

高齢の世代を支える人が増えれば日本の経済は安定するでしょう。

 

私達は本気でそのような社会づくりを目指しています。

 

そして、私達以外にも日本を変えたいと望む同年代の方々がいることも知っています。

 

 

記事に共感された方、日本を本気で良くしたいと考えている方がいれば嬉しいです。

 

もし、私達が具体的にどのようにして日本を改革しようとしているかに興味があれば

 

ご連絡ください。

 

一緒に様々な活動ができたらうれしいです。

 

これからも私達の記事をご愛読ください。