Qタロウが日本語を理解するまで(21カスタム編 その1)
手順5.HTC64 Extended ROM Tool.exeの実行
Uni_ROMフォルダの中のHTC64 Extended ROM Tool.exeアイコンをクリックして立ち上げる。
とこんなウィンドウが立ち上がる。
1)Decodeボタンを押す。
2)Extended ROM fileでC:\Uni_ROM\NB.NKFを選択(\ は 半角英数の¥)
3)Next->ボタンを実行
4)詳細情報の表示画面でDecodeボタンを実行。(デフォルトの状態。つまり何もいじらないで)
しばらくすると「成功したぞ!」と英語で案内してくれる。
すると、Uni_ROMフォルダに
C:\Uni_ROM\NK.PRJ(\ は 半角英数の¥)
C:\Uni_ROM\NK.FAT(\ は 半角英数の¥)
の2つのファイルが作成されているはずである。
出来てなければ失敗何かがおかしい。
手順6.prepare_imgfs.exeの実行
さて、いよいよMS-DOSである。
コマンドプロンプトを立ち上げ、
CD C:\Uni_ROMと打ちUni_ROMのディレクトリー移動する。(\ は 半角¥)
CD C:\Uni_ROM>の後ろに「prepare_imgfs.exe NK.FAT -nosplit」と打つ。
しばらくすると。
C:\Uni_ROM>prepare_imgfs.exe nk.fat -nosplit(\ は 半角英数の¥)
Searching for IMGFS start... Found at 00610000
Dumping... Done!
となりプログラムが終了する。
すると、Uni_ROMフォルダに
imgfs_raw_data.bin
imgfs_removed_data.bin
2つのファイルが作成される。
これで必要なイメージファイルを製作する準備が出来た。
手順7.ファイルの差し替え・追加
次にファイルの書き換え追加をおこなう。
今回使用しているROMイメージには nlsが既に埋め込まれている。
しかし、もしオリジナルデータを抜き出したりした場合は、nlsの入れ替えが必要になってくる。
その場合はまず、初めに入っているnlsのファイルwince.nlsを抜き出し用意した日本語wince.nlsを入れる必要がある。
wince.nlsはCE-STRAなどから抜き取ることが出来るし、Asukal氏が配布しているROM使えば元から入っているし、インストールを抜き出す事も可能である。
まずwince.nlsの入れ替え手順は以下の通り。
1)DOS窓でdelfile.exe wince.nlsを実行する。(WINCE.NLSの削除)
C:\Uni_ROM>delfile.exe wince.nls(\ は 半角英数の¥)
Deleted
2)DOS窓でaddfile.exe wince.nlsを実行する。(WINCE.NLSの追加)
C:\Uni_ROM>addfile.exe wince.nls(\ は 半角英数の¥)
Total Sectors: 3ffc0
Used Sectors : 14d4d
Free Sectors : 2b273
以上の手順でOK。
次にフォントの追加。
フォント(MSGOTHIC.AC3)の追加
1)DOS窓でaddfile.exe MSGOTHIC.AC3を実行する。
C:\Uni_ROM>addfile msgothic.ac3(\ は 半角英数の¥)
Total Sectors: 3ffc0
Used Sectors : 168fa
Free Sectors : 296c6
これでフォントも追加出来た。
なんだかあっけない感じがするが問題はない。(はずだ)