Qタロウ(Qtek9000)が日本語を理解するまで12(タイ語辞書編)
さて、Qタロウもそろそろ日本語を覚えてきたので、今度はタイ語をお勉強していただく事にした。
そこで、タイ語まず、タイ語を書ける(というか入力出来る)環境を作るべき、色々調べてフリーの「ThaiWinCE」なるスフとの導入を決めた。
この「ThaiWinCE」はタイ語化ソフトである。スタンダードとプロフェッショナル、そしてWM5用も新しくアップされており、どれを使うか迷ったのだが、WM5版を利用することにした。
ダウンロードして、いつものとおり、Virtual PCのWindowsXPでアプリを展開。Programフォルダーの中からPocketPC用に展開されたデータをフォルダごとSDカードにコピーする。
SDカードをQタロウに差し込み、最近導入した+GFinder(FileExplorerと同じ働きをするが、拡張子の確認やROMの中も見ることが出来る)を利用してインストール。そして再起動。
すると・・・、文字化けじゃ~!!
もともとのROMに入っているもの以外英語も認識出来ない。
慌てて、色々やってみるがやっぱりだめ、「腫れちゃうCAB」の入れ直しも効果なし。
うおぉ!!こ、これはハードリセット(工場出荷状態に初期化)しか手がない!!
し、しかし、せっかく7年間のスケジュールを一個ずつ移したのにどうしよう。
で、困った時のネットサーフィンである。
いろいろ調べると、Asukalさんのサイトに載ってました。
+GFinderでデバイスにあるPimというファイルをとりあえずSDカードにバックアップ。
これでPIMデータは保存出来る。
初期化して、再度ここに上書きすればOK。
で、ハードリセットでQタロウを初期化。
日本語化の手順で再度日本語教育をおこなった。
結局、他の試したのだが「ThaiWinCE」は全て全滅。うーん。やっぱタイ語の入力は出来ないようだ。
私のやり方が悪いのか?もうちょと調べる必要あり。
で、タイ語入力はダメでも、タイ語辞書は使えるだろうと考え今度は辞書導入を試みる。
使ったのは、
辞書検索ソフト:PDIC CE/Unicode(BOCU)版 (最新版?) “PocketPC ARM”を使用。
これをSDカードに入れてQタロウ上でインストール。
辞書データ:Ikko's Practical PDIC Thai-Japanese Dictionary
“Unicode対応/メンバー版”を使用。
これは、MACでもお世話になっている辞書データ。
これはサイズがでかいのでSDカードにコピーしただけ。Qタロウ本体にはコピーしなかった。
・タイ文字(見出語)表示用フォント:tahoma.ttf
※WindowsXPからコピーしてPPCのFontフォルダに入れた。
他のUnicodeフォントでも可能だが、Windows標準フォントではTahomaだけらしい。
・発音記号表示用フォント:Thai Phonetic YK
これも、YK_T_PHO.TTFをPPCのFontフォルダに入れた。
導入時には書くリンク先の説明を良く読むこと!読んで判らなければやめたほうがいい。失敗のもと。
まず、辞書の設定を行う。
初めてPDICを立ち上げると辞書の設定画面が現れる。
新規グループのアイコンをタップ。
適当に名前を付ける。私は「Thai-dic」と名付けた。
ウインドウの下にある。追加アイコンをタップ、SDカードにある辞書データを選択する。
これで辞書の設定はOK。
次に、Viewメニューから「フォントの設定」を選択。
一番上のポップアップで設定する項目を選び、割り当てフォントを設定する。
見出語 :Tahoma
発音記号:Thai Phonetic YK
他の辞書(英和/和英など)を併用する場合は“辞書グループ固有の設定(U)”にチェックを入れおくのが良いらしい。つまり辞書ごとに使うフォント設定しておくということだ。
後は表示を整える。
Viewメニュー > 1行表示 のチェックをはずし、
Viewメニュー > 項目バー表示 をチェックする。
項目バーの区切り線をドラッグしてインデント(字下げ)を付けると見やすくなる。
で、一応設定は終了。
ただし、タイ語が入力出来ないので、serachwする時は「訳語」を選択して日本語を入力する。
まぁ、タイ日辞書を無理やり日タイ辞書にして使うわけである。
うーん、ちょっと使いづらい。
と思ったらもっと良い方法があった。
ただし用WindowsPCである。
実はWindowsPC用のPDICには和英辞書の作成なる機能がついている。
Windows上でPDICを立ち上げtoolsメニューから「和英辞書の作成」を選択。
開いたウインドウで、まず作成元辞書を設定。この場合はもちろんIkko's Practical PDIC Thai-Japanese Dictionary 。
次に作成先辞書という欄があるのだが、ここには、任意の名前(と問えばJ-THAI等)の名前を入れる。
後はOKをクリック。
これだけで、もとの辞書データと同じフォルダに新しく名前を付けた日タイ辞書データが出来てしまうのである。
すごい!!
で、この日タイデータをSDカードにコピーして、SDカードをQタロウに入れる。
QタロウでPDICを立ち上がる。
タイ日辞書が入っているので、今度はFileメニューから「辞書グループ編集」を選択。
後は初めの設定と同じ。
新規グループのアイコンをタップ。
適当に名前を付ける。私は「Thai-dic」と名付けた。
ウインドウの下にある。追加アイコンをタップ、SDカードにある辞書データを選択する。
ウインドウを閉じたら、
Viewメニューから「フォントの設定」を選択。
一番上のポップアップで設定する項目を選び、割り当てフォントを設定する。
見出語 :Tahoma
用語:Couier New(日本語フォントなら何でも良い。後は好み)
に設定。
ウィンドウを閉じて、Fileメニューから「新規辞書グループの選択」をタップして、日タイ辞書を選択する。
タイ語が入力できない現状では日タイ辞書は非常にメリットが高い。
って、タイ語入力出来てもほとんど読めない、書けないので実はもてあますだけなのだが・・・。
これでQタロウで日タイ辞書が使える様になった。一歩前進!!