電波ソーラー式の腕時計を揃えましたが、ここでクォーツについて考えてみました。
電波ソーラーですが、時刻が狂わなくていいのですが、やっぱりサイズ的には大きいように思います。
中にいろいろな装置やらアンテナが入っているのでしょうがないとは思うのですが。
比較写真ですが、中央が今回の電波ソーラーで一番小さいSEIKO DOLCEです。
両端がクォーツです。やっぱりクォーツの方が小さくて軽いです。
では、時刻の正確さですが、電波ソーラーは電波を受信していたら、ずれても0.5秒程度でしょう。
電波を受信できなければ、月差15秒になりますので、並みの時計と同程度になります。
一方のクォーツのSEIKO DOLCEですが、これが年差で10秒です。
大して時刻はずれないことになります。
電波ソーラーの方は正確性、クォーツの方は軽さは勝ちですね。
そんなことを考えていたら、クォーツを改めて見直すことにしました。
左のクォーツのSEIKO DOLCEの置き替えに中央の電波ソーラーのSEIKO DOLCEにしようとして、今回のひと騒動が始まったのですが、クォーツの方も壊れなさそうです。そんな感じでいろいろと探していたら、右側のクォーツのSEIKO DOLCEが見つかりました!
電池は既に切れてました。そして、リューズが砕けている状態になってました。
これは!?
大学時代に使っていたものです!!
バッテリーを入れ替えたら動きました!ペンチでリューズ部分の跡地?をつかみ時刻を合わせると機嫌良く動き始めました!
さて、この二つのクォーツのSEIKO DOLCEですが、キャリバー(ムーブメント)が同じものです。
二つとも8J41というものです。精度は年差10秒!!これすっごくいいです。
ネットで8J41を調べてみると、いろいろあるみたいです。知りたいところは見つからないのですが・・・
とりあえず、8J41には二通りあって、型番で言うと8J41Aと8J41Bがあります。
差分はトランジスターの数で前者が5個、後者が7個です。
さて、この二つの差は何なんだろうと思ってさらに調べると、温度補正があるものが後者の8J41Bみたいです。
温度補正って、グランドセイコーとかにも使われている技術の様です。8J41自体はAでもBでも年差10秒となってますが、環境変化が多い時には8J41Bの方が性能がいいように思います。
でも、学生の時には、サザンオールスターズの年末年越しライブのコンサート(のテレビ)のカウントダウンで時刻を合わせて、翌年にずれを見たら1秒もずれてなく驚いた経験があります。
なので、8J41だったら、どちらでも精度がよいとの体験による印象があります。
で、この8J41ですが、シリーズとして、
2針:8J40、
3針:8J41、
3針+Date:8J42
と言うのがあるそうです。多分ですが、これらにもAとBがあるように思います。
まあ、有名なのは8J41と思っています。
しかし、DOLCE以外には使われていないのかが気になり、さらに調べてみると面白いことが分かりました。
■グランドセイコー
グランドセイコーにも8J41(?)が使われていたようです。
次の二つです。
3針:8J55、
3針+Data:8J56
差もあります。
こちらは、電池が大きく、電池の持ちが長くなっています。
8J4xはSR916SWが指定電池で持ちは3年ですが、8J5xはSR920SWが指定電池で持ちは5年になっています。
そうそう、後、見た目が金色ですね~。
■クレドール
クレドールにも8J41ファミリーが使われています。
次のものです。
2針:8J80、
3針:8J81、
3針+Date:8J82、8J86
見た目が金になってます。さすが高級ブランド!!でも電池サイズは変わっていないです。
これもAとBがあるのかもしれないです。
8J86が8J82とどのような差があるのか、ググってもわからない・・・
奥が深いようにも思いますが、年差時計が欲しくなって来ました。
今日はここまでです。