前回は私のオタク遍歴を書きました。


今回は、なぜ「最近のオタクはつまらない」と思うのかを考えてみます。


あくまで私の考えですよ。そこ注意してください。



私が思うことを3つにまとめてみました。




1.言葉にしない


尊い、好き、最高など、最近は非常に曖昧な言葉で感想を述べておしまいという事が主流です。


「言葉にできない」ていう感想表現を、非常に安易に使用しているんですよね。


それに加えて、SNSの流行もあると思います。


短い言葉で感想を言うのに慣れすぎて、作品への感想が非常に乏しくなっているんですよね。



で、それが会話にも現れているんです。


「なんで好きなの?」「なんでそれが響いたの?」て聞くと

「そこまで考えない」て返答になるんです。


好きな作品を見て欲しいのはわかるけど、「とにかく見て!」の一辺倒。


んーーーーーーー…それは会話なのか??笑



現代の流行が、気持ちや思いを言語化することを忘れさせてしまい、さらにはそれが日常にも侵食してるんですよね。



2.タイパ


はい。私が最も嫌いなこの世で最も愚かで馬鹿馬鹿しい言葉です。


OPやEDをすっ飛ばす、二倍速で見る、予告を見ない。


なぜか!?時間がもったいないからです!!


…は?



OPのクレジットを見て「今日の作監(作画監督)はこのひとか」とか

EDを聴きながら「この回のためにこの歌詞か」とか


なんというか、作り手を廃して作品を見るんですよね。(あ、なぜか声優は別みたいです笑)



余裕がないのかな?みんな社畜なのかな?

など色々考えてみました。


んで、その答えが次です。



3.オタクはステータスでありコーデ


今期何本見てるわ! 全部見てるわ!

ライブ行ってるわ! 50万使ったわ!

コミケ行ってるわ! 近代オタクな俺かっけー!!



はい。これです。んーーなんでこうなった!!笑


いったい何からこのブームが始まったのか、

私にもわからん。


でも、なんとなく感じるものはあります。


オタクが憧れるオタクが

知識量→物理的な愛情表現 てなってるんですよね。



これの原因は2つ。

一つは、メディアによるオタク像のおしつけ。

ドラマとかに出てくる奴ですね。


もう一つは、バブル世代。

お金や物で愛情表現をしてた世代が、近年のオタクブームを作ろうとして、オタク像を作り上げた。


て感じです。


あ、二つ目のやつは「本来のオタクを迫害してた奴ら」てのもミソです。



で、YouTubeやTikTok、Twitterなどでオタク度戦争が始まったんです。

基準もなにもない彼らが作ったのが、何本見たかとかの数字ってことです。


で、アニメや声優を知ることが「私or俺はオタクだよ!」となり、目に見える愛情表現で世界に発信し、対抗心をあおる。



んーーーーーーー…




さて、ここまで書いたのでまとめましょう。


私のアニメや映画やゲームのオタク趣味は

·元々の性格に合っていた「考えること」を楽しめる文化。

·車で言うガソリンやボディみたいなもの。(車種で替えが利かない)



対して現代の人たちのオタク趣味は

·なろうと思えばなれる。自分の人生に加えるスパイス。

·車でいうとこの、ぬいぐるみやアクセサリー(何にでも替えられる)


て感じですかね。


そりゃ共通の趣味でもないし、話合わねぇわ。




じゃあ、それでも金を落とすなら業界が潤うのでは?

いい作品が生まれるのでは?


実はそうでもないんです。


私は確かに、最初に「今のアニメは面白い」といいました。しかし、それはあくまで「今」です。


次は、少し未来の話をしたいと思います。