マネージャーって何か
自分は野球部にいる意味があるのか
私がそう考えるようになったのは私が一度部活を休んだ後からだ。
オープンキャンパスに参加するために
私は新チームになって間もない大事な時期である夏休みに部活を休んだ。
それまでは
毎日みんなのために
みんなのためにと
頑張っていて
「私がいないと野球部は成り立たない」
と自分の中で変な自信というかプライドがあった。
でも
私が休んでも
次の日何の変わりもなかった。
しいて言えば
冷蔵庫の中の水がなくなってただけ。
(私の学校はグラウンドから冷水機まで遠いためペットボトルに冷水機の水を入れて冷やしておくんです)
それでも彼らは何も気にせず水道水を飲んでた。
水道水はサビ臭くてまずいだろうし
身体にも良くないだろうし
ぬるいだろうと思って
毎日何リットルもの水を冷水機からグラウンドまで運んでいたのに…
そんなことわざわざしなくても,彼らは気にしてなかった。
水のことだけじゃなく
私だけがああしなきゃ,こうしなきゃと勝手にやってたことが多かったんです。
何かそう考えると
私が今までしてきたことっていったいなんだったのかなと思えてきた。
一気に虚しさが込み上げてきて
「私なんていなくてもいいんじゃん…」
と切なくなった。
自分がいないと野球部が成り立たないっていう想いは
自分の思い上がりだったんだ。
そもそも“誰かのため”っていうのが間違いだったんだ。
だって
人の為って書いて
「偽」ってなるじゃない?
私が今までやってきた
みんなのためというのは偽物な想いだったんです。
本当は自分のためにしてた。
みんなに感謝されたくて
自分は野球部に必要なんだって自分自身が思いたくて…
それがわかるまでは
「こんなに頑張ってるのに何でわかってくれないの」
って部員に対して思うこともあった。
みんなのためにしてるのにって…
自分の身勝手な想いを部員に押し付けて
一人で怒って,悩んで,落ち込んで
「自分のために」
そう思えるようになってからは楽になった。
どうしたら部員は喜んでくれるだろうか
どうしたら野球がしやすい環境をつくれるだろうか
絶対に~しなきゃ
ってひとつのことにこだわるんじゃなくて
より良くなるためにはどうしたら良いか
改善するところを探してチャレンジしてみるという毎日になった。
マネージャーだって一人の部員。
野球が好きだから
このチーム(メンバー)で野球がしたいから
勝ちたいから
頑張るんです。
マネージャーだって日々努力しなきゃ。