朝から雨です。というか昨夜からずっと雨です。

でも大分暖かくなり、桜もすぐ咲きそうです。子供の頃、春が来ると山菜を摘みに行きました。

その山菜を頂くとなにか新しい力のようなものが、貰えるような気がしました。


父が治療不能と言われた時、いくつか民間療法を試しました。

検索するとわーっと大量に出て来ますし、書店へ行っても「○○で癌が消えた!」の類のタイトル本が大量に並んでいます。

AHCC・プロポリス・アガリクス・琵琶・フコイダン・サメ軟骨、一部のお医者さんがやっている種々の免疫療法etc.


父の病気を聞いた当時は冷静ではいられませんでしたから、藁どころか糸くずにだってすがっている状態でした。

ある癌から生還した友人も、やはりたくさん試したそうです。

彼は手術も出来て必ずしも治療不能ではなかったのですが、それでもやはり不安だったそうです。元気になった今は「効かない」と断言していますが。

こういう療法がたくさん存在するのは、それだけその病気が難しいからで、たとえば現代医学ではほぼ治る結核なら、民間療法なんて入り込む余地がないでしょう。

私の父は結核を経験していて、そのために「自分は癌にならない」という妙な自信を持っていました。

いまだにたくさんの癌患者さんが使っておられる丸山ワクチンが結核菌から作られているからです。

丸山ワクチンは、最初に癌治療薬として承認申請が出されてから40年経った今も、明確な効果は認められておらず、「効かない」と断言する人の方が多いようです。

AHCCも当初は劇的に効くような宣伝がされたようですが、実際には私の周りで使った方は誰も奏功がありませんでした。

こういったものに共通するのは、本の中では劇的に効いて末期癌が治った例が沢山あるのに、現実に治った人を直接知っている人が誰もいない、ということです。

数えてみたら、家族・親戚・近所の人・友人・友人の家族や親戚、私の周りでも数十人は癌になった人がいます。それでもアンテナを張り巡らせても誰も出てきません。まるでお伽話のようです。

患者さんの心の拠りどころになるなら良いと思います。抗がん剤のように毒性も強くないですし。

問題は、とても高価なものがあることと、現代医学で治る癌や延命できる癌でも代替治療に固執して、無くなられてしまうケースがあることです。

お金の面では父の場合も毎月数万円、結構な出費でしたし、医者がやっている治療の場合は、当然保険適用外の治療ですので、数十万数百万と掛かってしまいます。

それで治るなら良いのですが、効果がなく、その医者を信じてほかの治療をうけずに亡くなられたりして詐欺事件に発展したりしています。

実際にそのクリニックに勤めていた医師が内部告発をして、効果がなく詐欺であることを認めていますが、驚いたことに裁判で敗訴しても医師免許が取り消されることもなく、いまだに看板を掲げて治療を続けています。

実は私もそこへ父を連れて行こうと思っていました。その前に父が亡くなったので被害を受けることはなかったのですが。

医療もビジネスとして成り立たなければ、病院を維持できず=患者を救えないことになります。

高名な脳外科医のF医師のクリニックは著書によると年間数億円の赤字だとか。

(もっとも私の友人が先日、系列でカウンセリングを受けたら30分ほどで3万数千円とられたとか。。)

けれども、本当に良い医療を施してくれることなく、ただ患者さんの弱っている心を利用して大金を使わせるようなことは許されるべきではありません。