1月22日、29日と放送されたNHKスペシャル『ヒューマン』(リンクは第2夜のページ)
人間の起源から、今の社会を分析する番組です。
第1夜はオランウータンと分かれた人間の祖先。
第2夜はグレートジャーニー。アフリカ大陸から移動をし始めた人間の祖先の話です。
このころ、人間の人口は一気に増えていた。
なぜ増えていたのか、それを他の霊長類との違いを見ていました。
霊長類は出産間隔が長い。一番短くてゴリラの4年。オランウータンは8年。
子育て中は子どもができない。でも人間は出産してすぐに身籠ることができる。
なぜそれができたのか。それは、早くから離乳食を食べさせていたから。
母乳を次の子どもに与えることができたんですね。
そして、番組は道具を使い始めた人間と、欧州から現れたもう1つの人間の話に至る。
ホモ・サピエンスとネアンデルタール人。
差は、飛び道具を使ったかどうかだ。
細かい内容は2月2日の再放送を録画するなり観るなりしてほしい。
狩りのために使われていた飛び道具が、いずれルールをやぶった仲間を罰する道具になり、
そして、飛び道具は進化し、戦争に使われる道具へと変わっていくのである。
また、こんな実験をしていた。これは大変興味深い。
ある男性に、女性が男性をビンダする映像を見せる。
そのとき、その映像を見た男性の脳では、不快に感じる部分が反応し、同情という感情が出るそうだ。
しかし、そのビンタされる男性は女性に対して酷いことをしていたという事前情報を与えると、
同じ映像を見ていても、脳で反応する部分は変わり、快感を味わうらしい。
つまり、
相手を悪い人だと認識すると、その相手がいたぶられているのを見て快楽を覚えるそうだ。
同じ人が叩かれる映像でも、その人が悪い人なのか否かの情報が与えられることによって、
映像を見た印象が変わる。脳が働く場所も変わる。
我々は複雑になりすぎて、忙しすぎて、我々自身を知らなすぎるのではないか。
次回放送は2月19日。ちょっと先の話になるが、しっかりと見ていきたい。