こんにちは!
ご訪問ありがとうございます![]()
先日買い物に行こうと車を運転していると…ちょうど踏切で遮断機が降りてきたので、列車が通過するのを何気なく待っていました。
あの遮断機のけたたましい、カンカンカン
という警報音⚠️を聞くと、つい思い出すのが…昔踏切で出会ったおばあちゃんです。
10年ちょっと前の話ですが…まだ母が生きていた頃で、車で一緒に買い物に行く途中でした。
私が運転し、車を走らせていると…進行方向に踏切が見えてきたのですが、ふと気になる光景が…。
シニアカーに乗ったおばあちゃんが踏切の中で、動かずに止まっています。
明らかに様子がおかしいので、踏切から少し離れた所に車を停めました。ハザードを点けて車を降り、おばあちゃんの元に…
「どうしましたか?」
「これ(シニアカー)が動かない!」
「大変!!
」
ちょっと休憩している(普通踏切内ではしませんが)などではなく、やはり非常事態でした![]()
もう、列車が来たらどうしようと…半泣きになりそうでした。
すると田舎道では中々ないタイミングですが…奇跡的に私と同じように車で通りかかった男性3〜4人が、すぐに駆けつけてくれました。
「とりあえず非常停止ボタン押しますね」
と言って、私は震えながら人生初の非常停止ボタンを押しました。
(田舎ですが、1時間に数本特急列車も通るので、プチパニック状態です
)
すると、けたたましい警報音
が辺りに鳴り響き、火災報知器が鳴った時もそうですが…一層恐怖心が大きくなります。
私はおばあちゃんの手を引いて、踏切の外に連れて行き、男性達は力を合わせ、なんとか安全な場所にシニアカーを運び出しました。(すごく大変そうでした!)
この間ほんの数分でしたが、偶然居合わせた即席のおばあちゃん救出チームで、最悪の事態を免れることができました。
その後男性達がシニアカーを確認してみると…深刻な故障ではなかったようで、すぐ動くようになりました。
「良かった〜!!」と見知らぬ者同士、アイコンタクトで喜びを分かち合い、
「では!」
と…気がつけば蜘蛛の子を散らすように、サササーっと速かに退散。皆それぞれの車で去っていきました。(おそらく皆さん仕事中だったと思います)
私とおばあちゃんだけ取り残され…
踏切の警報音
はまだ鳴っています![]()
さっき…非常停止を押したからです。
もう非常事態を脱したので、警報ボタンを解除しないと!と思いおばあちゃんに…
「ちょっと解除できるか見てきますね。少しだけお待ちくださいね。」
と言って見に行くも、解除ボタンは存在せず、緊急連絡先のようなものも、どこにも書いていません。
年季の入った、かなり古いタイプの踏切です。何か手掛かりがないか、しばらく踏切周りを探すも情報は得られず…
仕方ないので、列車が来たら(停まってしまいますが)もう車掌さんに説明するしかないと、腹を括りました。
おばあちゃんに
「一緒に説明しましょうね」と振り返ると…
ーーーーーー??
ーーーーーー
?
ーーーーーー![]()
![]()
忽然とおばあちゃんは消えていました。
そう、おばあちゃんは何も声を掛けず、去って行ってしまったのです。
ふとみると遠くに…シニアカーで坂道を登って行く、小さなおばあちゃんの後ろ姿が見えました。
なぜ非常停止ボタンを押すことになったのか…説明をするのに、大切な証拠?のおばあちゃんとシニアカーが消えてしまいました…。
パニック再びです![]()
私の行いを証明するものは何ひとつありません。母は見ていたので証言できますが、身内なのでそもそも証拠として有効なのか…。←法廷ドラマの見過ぎ?
威力業務妨害?とかで逮捕される??損害賠償を請求される??もう絶望しかない中、列車を待ちました![]()
20分位待ってワンマンカー(ローカル線で車掌さんは乗務せず、運転士さん一人で運行する列車)が到着。
降りてきた運転士さんに説明すると…
「待っていてくださったのですね」
「何もなくて良かったです」
「有難うございます」
と丁寧にお礼を言って頂いただけで、特にそれ以上のことはありませんでした![]()
本当に良かったです![]()
良かれと思って動いた事が、アダとなって…という最悪のパターンにならずに済みました。
暑い時期だったのもありますが、(変な汗も相まって)軽く雨に降られたかのような、物凄い量の汗をかいていました
ホッとして、全身の力が抜けたのを覚えています。
その後時々、スーパーの駐車場で、そのおばあちゃんのシニアカーが停まっているのを見かけました。
(旗とキラキラ
シールで、シニアカー全体をデコっていて…町内ではちょっと有名なおばあちゃんだったようです)
おばあちゃんの顔は忘れてしまいましたが、元気に買い物に来てるな〜と勝手に「見守り隊」の気分で…。
母が亡くなった後に…叔母達から「お母さんがSUZUKAちゃんのこと、ヒーローみたいでカッコ良かった!って感動してたよ」とその件を、母が親戚達に話していたことを知りました。
震えながら停止ボタンを押し、助けた本人には置き去りにされ、炎天下の中汗だくで列車の到着を待っていただけです。(鈍臭すぎる)
車の中にいたので、状況がよく分かっていなかっただけだと思いますが…。
幸せな勘違い?(親の贔屓目?)の最後の機会があって、母からはそう見えて、そう感じてくれたのなら…それはそれで良かったのかな?と今では思います![]()
(実際は一ミリもヒーローではありませんでした。チキンなのでね、本当に怖かったですよ〜
)
みなさまも…何か助けたり、助けられたりしたご経験はありませんか?こういう有事に、テキパキ動ける方に憧れます![]()
来て下さってありがとうございます。
やさしい歩幅でいきましょう
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