思い出の文化祭は? ブログネタ:思い出の文化祭は? 参加中
高校二年のとき、僕たちのクラスは外でクレープ屋の屋台をやった。

僕は生地を焼く係になり、ふざける男子たちを横目に一生懸命焼いたよ。それはもう焼いたんだ。

そしたら違う高校に通う友人が遊びに来てくれて、クレープをひとつ買い、生地を焼く僕のすぐそばに来た。

「がんばってるね」

「うん」

その日は風が少し強く、ガスコンロの火が揺られ、僕の指先はちょっとやけどして腫れていた。

でもクラスのため、がんばって、焼いていたんだ。それはもう焼いていたよ。

「ほら、ずっと生地をを焼いていたら、やけどしてしまったよ」

そういって彼にゆびを見せた。「ほんとだ」って、彼は言った。


「ずっと焼いてるから、なんかバイトしてるみたいな気持ちだよ」

僕はそう彼に言った。すると彼は

「いや、バイトの方が大変だから。」

と言いました。

きっと彼は、正しい。

でも、なんか違うって

なんか、違うって思うんです。

あの日以来、青い空が、まぶしすぎて

僕は、目を、閉じた。