初恋の人と・・・ | たまのブログ

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版画で作った「たま」の日々をご紹介します。


 気候が極端になってきて、真夏日に集中豪雨。そこに東北で叉地震・・・これで原発再稼動って許せない気がする。汚染水の処理もできず、はっきり言って”ダダ漏れ”状態を放置してる、というか どうにか出来るのかな?

 今回の地震のニュース見てたら 棚から何か落ちてくる、ということはないですねえ、という冷静な地元の方の声。震度5とかだったら 我が家はグチャグチャじゃないかな・・・反省と、それから災害への気構え、わすれまいぞ!と思った昨日でした。

 ここ数日 1枚の版画づくりをしておりました。依頼主から写真を数枚預かり、オリジナルの版画を作るんですが・・・若い(40代)お友だちで時々、石垣へもダイビングに来るんだけど、最近、そういえばご無沙汰してた方からの依頼。

 電話が来て 
 離婚して、初恋の人と暮らしてる、というから驚いた。
 大学時代、大好きになった人と一緒に暮らしてたのに親に反対され、駆け落ちしたのに連れ戻されて別れ、その後別々の人と結婚するもうまく行かず、彼女はずーーーと彼を忘れられず 探し出し、遂に離婚して初恋の人と暮らし始めた・・・という。今回初めて聞いた。

 相手の方はまだ離婚はしてないそうです。「あちらが身綺麗になってからお願いしようかと思ったんだけど」と 2人の肖像版画を依頼されました。

 写真を数枚送ってもらい、それを総合的に見て作る、というやり方ですが、最近撮った、であろう写真は溢れるような笑顔。でも・・・気のせいかも知れんけど、男性の表情はやや硬い。旅館の部屋で撮ったのまで入ってて、彼女のタガは外れてしまった感じがしたなあ。
 彼の奥さんが夫を信頼して、深く愛してる、かもしれないと考える余裕も今はないようです。

 でも1枚だけ。多分学生時代のだろう。雪の山を背景に2人で並んで撮ってるのは、本当に不安そうで、でも一途な愛が痛いほど伝わり、私はこの1枚にほだされて作りました。お見せできませんが、そして気に入ってもらえるか分らないけど・・・とにかく朝になったら発送しよう。
 これから、修羅場があるかもしれないし、”身綺麗”にならない人を責める気持ちが湧き上がるかもしれん・・・よい思い出がグチャグチャになってしまうことがあっても、選び取った人生を謳歌するこのときを・・・後悔せずに生きる証としてほしい。