ショウさんが 朝からやってくれました
違うバスに乗って 違う駅に着いちゃったみたい
LINEのメッセージの羅列が
彼のパニック状態をあらわしています
「お母さん ごめんなさい。ちがうバスに乗った。むかえにきて」
もうこの時点で 学校は遅刻ですから
しょうがないなぁ と迎えに行きました。
そうしたら 彼の落ち込んでいること。。
もともと 失敗するのが大嫌いで
新しいことをするのに 予行練習が必要な子ですから
朝から もう意気消沈しているわけです
でも こんなとき 私は
よっしゃ!ラッキー!と思います
なぜなら
もともとあまり失敗しない彼に
失敗することの良いところを 伝える
絶好の機会を得たからです
失敗は成功のもと といいますが
失敗をどうリカバーするかを学び体験することで
同じようなことが起きても
つぎにはもっとうまく対応できるはずです
実体験というのは とても大切な財産ですから
わたしは 最初に彼を責めたり、
なんで間違えたのか?という原因をさぐるより
間違えて どんな気持ちがしたか聞きました。
「とてもはずかしかった。
バスの運転手さんに間違えたことをいったら
いいから降りなといってくれて、
本当の駅までバスで送ってくれるといってくれた。
うれしかった。
お母さんが来るから断ったけど」 と
それはよかったね。
情けは人の為ならず というけれど
こんなときは
ありがたく情けをうけるのも ありなんだよ。
家からでたら
なんとか自分で学校に行く方法を考えないとね。
カツアゲが怖いかもしれないけど
お財布には少し現金を入れておかないと
こういう時に 身動きがとれなくなるね
ここは駅だから バスや電車で
なんとか学校に行く方法を考えてみよう
バスにのりまちがえたから
いろいろ考えることができたね
とてもいい経験だったね。
ショウさんは ほっとしたようでした
そして これからは
どうするか 考えて行動するそうです
命に関わる失敗でなければ
もう どんどんやってほしいです
最近 きになるのは
失敗を怖がって
指示されたことしかやらない やれない
若い人たちです
わからないことを
わからないと言えない人たちです
社会が 失敗や間違い 無知であることに
寛容さをなくしているような気がします
経験がないということは
悪いことではありません
もしかしたら
親が 子どもの成功ばかりにこだわって
失敗をすることを 悪いことと
捉えすぎているのではないですか?
未熟な子どものうちに
親が 守って教えてあげられるうちが
花なのです
そこで たくさん 間違いや失敗をして
それを 成功体験に してあげたら
子供達は 失敗したら やり直せばいいし
知らなければ 学べばいいと 気づくはずです
子どもが失敗したら 怒るよりさきに
よっしゃ ラッキー!
子どもの成長に欠かせないものがやってきたぞ!って 思ってくださいね