ママ達の悩みの種の一つ
「予防接種に連れて行くのが 大変です」という
おはなしをよくうかがいます
もちろん 針を細くしたり
直前まで 注射を見せないようにしたり
時間を短くしたり
気をそらせたり
する側の私たちも いろいろ工夫をしています
わたしの勤務しているクリニックではお注射をがんばったお子さんに
おもちゃ(シールとかキャラ消しゴムとか)を差し上げたりもします
いつもいらっしゃるお子さんは もらえるのがわかっているので
それで頑張れる子もいるんですよ
では お母さんとしては なんとしてもスムーズに終わらせたい注射
どんなことをした良いかというと。。
「注射は痛くない!」って お子さんににいうのは
ちょっと考えてほしいのです
「だいじょうぶ、痛くないから!」
。。。いってしまいそうですよね
でも 注射は個人差はあれ 痛いです![]()
子供には できるだけ ウソはつかない方が あとあと助かりますよ![]()
ママは痛くないって言ったけど 痛かったし怖かった
となると
子供の心には ママは都合でウソをつく という
不信感が芽生えてしまいます
では 具体的にどんな声かけをしたらよいかというと。。
①「お注射はあなたを悪いばい菌から守るためにするんだよ」とどんなに小さくても お注射をする理由を話す。
子どもにも理由付けをすることで、自分で選んだという責任感を持てるようになり、がんばったり我慢するキッカケをつくります
②ウソはつかず真実を話す。
たとえば「ちょっとチクっとするよ。こわいかもしれないけど、三つ数えるくらいがんばれたらおわるよ。がんばれるかな?」とこんなかんじでお子さんに聞く。
「がんばれる」と本人から約束できたら 「じゃあがんばれたら帰りにアイス食べようね」と 軽微な報酬を約束する。
③約束を守れたら いっぱいほめてあげる(ちょっとおおげさなくらい)
「えらいね」「すごいね」もアリですが ママにしかできない最高の褒め言葉が
「◯◯ちゃんがお約束を守ってくれて ママとってもうれしいよ。ありがとう!!」
で ぎゅーっとハグ♡
子どもは自分の行動で ママが喜んでくれることが 一番うれしいんです。
なので 「ママはうれしい」は とっても効きます![]()
これで 次も頑張るという動機付けができます
もし 泣いたり こわがって叫んで約束を守れなくても 怒ったりせめたりしないでくださいね。恐怖は本能ですから しかたがないんです。なので ちょっとでも頑張れたことをめいいっぱいほめてあげてください。泣かずに病院に行けたこととか 泣いちゃったけどちゃんとお注射できたとか。そして 約束の報酬も忘れずに![]()
お子さんもお母さんも 辛い思いをできるだけしないで
お注射ができるといいですね。
